3rdシングル「ヴィーナス」のカップリングとなったアップ・テンポなナンバー。疾走するリズムと土臭さの削ぎ落とされたラテン風味のサウンドが、都会の夜と大人の危険な恋における“乱れる想い”を絶妙に表現。目立たないが、リズム隊にパーカッションが加わることで曲全体をグルーヴィかつタイトに仕上げている。

2ndアルバム『結晶』に収録されていた16ビートの軽快なアシッド・ジャズ。イントロから基本的に同じフレーズを刻み続けるグルーヴィなドラムやシンプルゆえに印象的なフルートなど、各楽器のバランスが絶妙に良い。中盤のギター・ソロやエンディングのサックス・ソロでの田島のシャレたスキャットも聴きどころ。

3rdシングル曲。ミディアム・テンポの落ち着いたナンバーで、サックス・ソロ以外、各楽器がバッキング演奏に徹することで田島のヴォーカルを最大限引き立てている。リミックス・アルバム『セッション』に収録されているピアノ伴奏だけの弾き語り風ヴァージョンと聴き比べるのも面白い。