ミニ・レビュー
“四季”の新しい録音、またかー……と思ったのだが聴いてびっくり。テオルボやオルガンも動員しての演奏は、弦楽器の弦とブリッジがバリバリと悲鳴をあげるものすごさ。極度に表現的、描写的で強奏は暴力的。本当のところどうだったのだろうねー当時は。
ガイドコメント
イル・ジャルディーノ・アルモニコの大ヒット作で20万枚を超すロングセラー。ビートのきいた演奏はバロック演奏のひとつの極点ともいえる。彼らは11月に来日予定。
収録曲
ヴィヴァルディ:〈「和声と創意への試み」〜協奏曲集「四季」〉
01協奏曲第1番ホ長調「春」op.8-1 (RV.269)
02協奏曲第2番ト短調「夏」op.8-2 (RV.315)
03協奏曲第3番ヘ長調「秋」op.8-3 (RV.293)
04協奏曲第4番ヘ短調「冬」op.8-4 (RV.297)
05「和声と創意への試み」〜協奏曲ニ短調op.8-9 (RV.454) (オーボエ協奏曲)
06「和声と創意への試み」〜協奏曲第8番ト短調op.8-8 (RV.332)
演奏
イル・ジャルディーノ・アルモニコ エンリコ・オノフリ(VN) (5)パオロ・グラッツィ(OB)