ミニ・レビュー
名盤の復刻。強力な歌手陣、しかもジョーズやディースカウなど全盛期の歌唱は圧巻。新演出による初日のライヴ録音という音源も貴重。緊迫した臨場感がヒシヒシと伝わる熱演である。ベームの本領はオペラにありと納得させるアルバムだけに必携盤だ。
ガイドコメント
明瞭なスコアの読みで、全曲は少々長いが演奏が素晴らしい。戦後の日本音楽界に大きな感銘を与え、絶大な人気を誇った巨匠の名演がOIBP技術で甦る限定盤《ベーム・オリジナルス》中の1点。
演奏
カール・ベーム指揮 ハンブルク国立歌劇場管弦楽団 ギネス・ジョーンズ(S)ミニョン・ダン(MS)ウルズラ・ベーゼ(A)リチャード・キャシリー,ヴィエスワフ・オフマン,ユルゲン・フェルスター,クルト・マルシュナー,ハインツ・クルーゼ,ホルスト・ヴィルヘルム(T)ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(BR)ハインツ・ブランケンブルク,ハンス・ゾーティン,クルト・モル,カール・シュルツ,フランツ・グルントヘーバー(BS)ヴィリー・ハルトマン