ミニ・レビュー
1960年代半ばから70年代前半にかけてのカラヤン&ベルリンpoを高く買うファンは多い。本盤はその代表的名演として推せる。オケの力を存分にしぼり出し、豪快華麗なチャイコフスキーに仕立てていく様は心憎いばかり。聴き終えると壮快感がただよう。
ガイドコメント
見事というほかない、管弦楽作品集。緻密な音作りをしつつも、スカッとした明るさがある。新マスタリング“AMSI”でコンサート・ホールの音場が部屋に。《エロクァンス・シリーズ》中の1点です。
収録曲
01イタリア奇想曲op.45
02歌劇「エウゲニ・オネーギン」〜ポロネーズ、ワルツ
03幻想序曲「ロメオとジュリエット」
04スラヴ行進曲op.31
05大序曲「1812年」op.49
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(5)ドン・コサック合唱団