ミニ・レビュー
名前のとおり“ヴェニス流の解釈”とはこれだ! とばかりの過激な演奏を期待すると肩透かしを食う手堅い演奏。通奏低音がほとんど聴こえず響きたっぷりの不思議なバランス。87年結成のグループというが、ソリストのクレジットもなく、やはり不思議なCD。
ガイドコメント
弦楽アンサンブル、インテルプレティ・ヴェネツィアーニのデビューCD。87年の結成当初から注目され、92年以降は国宝級の名器の使用を許されているというから、その演奏の質の高さは保証付き。
収録曲
ヴィヴァルディ:
012つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調op.3-8
024つのヴァイオリンのための協奏曲ホ短調op.3-4
03チェロ協奏曲ト短調F.3-26 RV.416
042つのヴァイオリンのための協奏曲イ長調op.3-5
054つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲ロ短調op.3-10