ミニ・レビュー
こりゃまたインパクトの強い新録音が登場したもんだ。この作品が本来持っている笑いや諷刺、ロマン性や猥雑さなんかをごちゃまんと詰め込んだあげく、見通しよく整理したミンコフスキの手腕に脱帽だ。デッセーの幅広い演技も聴きもの。映像で観たい!
ガイドコメント
EMIにとって20年ぶりとなる、オペレッタの最高傑作「天国と地獄」録音。今やポスト・グルベローヴァの地位を確立したデッセー、若手古楽奏者の旗手ミンコフスキと、布陣も万全。
演奏
マルク・ミンコフスキ指揮 リヨン国立歌劇場管弦楽団,グルノーブル室内管弦楽団,リヨン国立歌劇場合唱団 ナタリー・デッセー,パトリシア・プティボン,ジェニファー・スミス,ヴェロニク・ジャンス,リディ・プリュヴォ,ヴィルジニー・ポション(S)エヴァ・ポドレス(A)ジャン=ポール・フシェクール,ヤン・ブロン,スティーヴン・コール,エティエンヌ・レクロアール(T)ローラン・ナウリ(BR)シャーマン・プレズナー(VN)