PUFFY / フィーバー★フィーバー

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PUFFY / フィーバー★フィーバー
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    FEVER FEVER
  • ジャンル:
    日本のロック&ポップス
  • レーベル:
    EPIC
  • 規格品番:
    ESCB-1995
  • 価格:
    3,204 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
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ミニ・レビュー
ロック、ポップス、ルンバ、そして関西弁の(4)、PUFFY作詞作曲のギター弾き語り(7)(10)、英語詞の(10)などなど、とにかくにぎやかで、個性派揃いの“フルーツの盛り合わせ”のよう。今までシングルしか聴いたことのない人でも、十二分に楽しめる。★
ガイドコメント
笹路正徳プロデュースのニュー・アルバム。作家陣も奥田民生や鈴木祥子などの多彩な顔ぶれで、ヴァラエティに富んだ作品となった。初回はスーパー・ピクチャー・レーベル仕様。
収録曲
01Stray Cats Fever
タムタムをふんだんに使ったハードなドラムと歪みまくったディストーション・ギターが印象的なロック・ナンバー。ハチャメチャに明るく、さりげなくカッコ良い。韻とビートを重視した“軽い”歌詞が、彼女たちの歌声と相まってフワフワと風に漂う。
02夢のために
奥田民生お得意の韻を踏んだ歌詞が、メロディとリズムを200%引き出している、ギター・ポップ。裏に隠された意味や啓蒙的な言葉は1ミリも含まれないであろうこの歌詞を読み解こうとしても無意味。言葉の海に溺れるだけでも楽しめる1曲だ。
03日曜日の娘
タツノコプロ・アニメ『タイムボカン』の主題歌を彷彿とさせる、ズンドコ・ベースがユーモラスなナンバー。ルバート風に(感情に任せたフリーなテンポで)挿入されるフルートやトランペットが、往年の歌謡曲を思わせる懐かしい趣。どこまでも無責任な歌詞もカワイイ。
04なんなりとなるでしょう
吉村由美ソロ・ナンバー。ただでさえ肩の力の抜けたゆるいメロディに、お気楽な由美の歌声が乗り、さらにリラックスさせてくれる。由美自身による関西弁を交えたユーモアあふれる歌詞も魅力。
05きれいな涙が足りないよ
ビートルズ風味のサウンドと日本歌謡的なメロディを融合させた、クラシカルなポップ・チューン。陰影と哀愁感あふれるひとつひとつのフレーズが、澱みなく胸にすっと入り込んでくる。小粒な曲ではあるが、いつまでも飽きないタイプの秀曲。
06太陽
レゲエ・ビートを基盤にしながらも、日本歌謡のど真ん中をいく郷愁的なメロディ・ラインで、日本人の心をビンビン刺激してくれる。昭和の時代の夕景を思い出させる、古き良き音楽と現代の風景がリンクする優しい音楽だ。
07ロボット プロトタイプヴァージョン0.2
PUFFYの二人の作詞作曲によるデモ・トラック的(?)な一曲。アコースティック・ギターの弾き語り形式で、二人がラフに歌う手作り感が何ともほのぼのとしていて落ち着く。たった48秒しかないが、心に残るインパクトは大きい。
08パフィーdeルンバ
タイトルに偽りなし! 直球一直線、ひねらず飾らずど真ん中、恐ろしいほどにそのまんまのルンバ・ナンバー。PUFFYのふたりが手がけた歌詞とルンバのリズムが相まって、聴いているだけで足がステップを踏んでしまうこと請け合い。
09恋のライン愛のシェイプ
恋する女心をビートルズ調のルーズなロックンロールに乗せて歌う、爽やかなポップ・チューン。ブラスやハンド・クラップも随所に盛り込み、ハッピー感を煽る。普遍性のある歌詞といい、いつまでも聴けるエヴァーグリーンなラブ・ソングだ。
10Always Dreamin'About You
大貫亜美のソロ・ナンバー。カントリー風味の心地良いメロディが一陣の風のように軽やかに吹き抜ける爽やかな一曲。全英歌詞にも挑戦しており、積極的に自身の音楽と向き合う姿勢にも共感が持てる。
11夏休みプロトタイプ
PUFFYの二人の作詞作曲によるデモ・トラック的な一曲。ギター、ハンドベル、キーボードによるセッション風の粗い録音が何とも言えない和やかな雰囲気を伝えてくれており、聴いているこちらも思わず微笑んでしまう。
12はたらくよ
アグレッシヴなイメージのタイトルとは裏腹な、切ないバラード曲。一見ミスマッチのように思えるAOR風味な少し渋めのアレンジが、二人の歌声と絡み合うと独特の哀愁を演出しており、曲の良さを引き立てていてる。
13パフィーdeボッサ
タイトル通り、ボッサ風味のインストにPUFFYのコーラスが乗っているナンバー。若干33秒しかなく、アルバムのインタールード的な一曲といえる。肩の力の抜けたサウンドが心地良い。
14たららん
「たららんらん〜」と肩の力の抜けた“のほほん”としたサビが、彼女たちのかわいい面を引き出した心温まるナンバー。安らぎたい午後のひと時にはピッタリな、おおらかな雰囲気を持った一曲。
15誰がそれを
アルペジオでつま弾かれるアコースティック・ギターに乗せて、女性らしい物憂げな表情で歌い上げるしっとりとしたバラード・ナンバー。一文ではなく一センテンスの羅列で聴かせる歌詞は、奥田民生の真骨頂。美しい1曲だ。
タイアップ
  • 「たららん」 - ダイハツ「MOVE LATTE」
アーティスト
  • PUFFY
    日本のガールズ・デュオ。大貫亜美(1973年9月18日生まれ、東京都町田市出身)と吉村由美(1975年1月30日生まれ、大阪府寝屋川市出身)の二人が、95年に結成。96年に奥田民生プロデュースによるシングル「アジアの純真」でデビュー。脱力系……
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