ミニ・レビュー
シュヴァルツコップとシュトライヒという大スター(当時はまだ若手の部類)をメインに、カラヤンも張り切って録音した、という演奏。オペラ・ブッファ的要素をきっちりと押さえて、軽妙な雰囲気を作り上げるのに成功。その分、後年の円熟には及ばないが。
ガイドコメント
今年はカラヤン没後10周年。彼の残したEMIへのオペラ録音を厳選してリリース。新方式リマスタリングの《ARTオペラ・シリーズ》中の1点。11年ぶりの再発売となる、カラヤン唯一の演奏。
演奏
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 フィルハーモニア管弦楽団 エリザベト・シュヴァルツコップ,リタ・シュトライヒ,イルムガルト・ゼーフリート,アニー・フェルベルマイヤー,リーザ・オットー(S)グレース・ホフマン(MS)ルドルフ・ショック,ゲルハルト・ウンガー,ユーグ・クエノー,ヘルムート・クレプス(T)カール・デンヒ,エーリヒ・シュトラウス,オタカール・クラウス,ヘルマン・プライ(BR)フリッツ・オルレンドルフ(BS)アルフレート・ノイゲバウエル(語り)