ミニ・レビュー
オペラ作品を小規模に編曲したものは多いが、このアルバムはモシュコフスキらのピアノ編曲にフォーレの作品が加わるワーグナー楽劇集。聴き慣れたワーグナーのピアノ演奏も面白いが、岡城が自由に表現豊かに弾くワーグナーは彼の別の顔を見せて興味深い。
ガイドコメント
古今のヴィルトゥオーゾたちによる、ワーグナー作品の有名ナンバーの超絶技巧編曲を岡城が熱演。特にフォーレ&メサジュ作品の毒のあるパロディが聴きもの。
収録曲
01「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲 (ワーグナー/コチシュ編)
02同〜愛の死 (ワーグナー/モシュコフスキ編)
03「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行 (ワーグナー/ブラッサン編)
04同〜魔の炎の音楽 (同)
05同〜ジークムントの愛の歌 (同)
06「タンホイザー」〜ヴェヌスベルクの音楽 (パッカナール) (ワーグナー/モシュコフスキ編)
07バイロイトの思い出〜ピアノ4手のための (フォーレ、メサジェ)