ミニ・レビュー
モダン楽器ならばエヴァーグリーンのアーヨとイ・ムジチ、古楽器ならイタリア勢に限っても、ビオンディあり、イル・ジャルディーノ・アルモニコあり、全てが鮮烈な個性を競い合っている。ヴェネツィアの若手による本盤、そうした乱戦の中にあってはお行儀良過ぎる?
ガイドコメント
ヴェネツィアの俊英たちによって結成されたインテルプレティ・ヴェネツィアーニの第4弾。この録音ではヴァイオリンの全メンバーが交互にソロを受けもち、均等に高い実力をもつことを証明。
収録曲
ヴィヴァルディ:〈和声と創意への試みop.8〉[Disc 1]
01協奏曲第1番ホ長調「春」
02協奏曲第2番ト短調「夏」
03協奏曲第3番ヘ長調「秋」
04協奏曲第4番ヘ短調「冬」
05協奏曲第5番変ホ長調「海の嵐」
06協奏曲第6番ハ長調「喜び」
[Disc 2]
01協奏曲第7番ニ短調
02協奏曲第8番ト短調
03協奏曲第9番ニ短調
04協奏曲第10番変ロ長調「狩り」
05協奏曲第11番ニ長調
06協奏曲第12番ハ長調
演奏
インテルプレティ・ヴェネツィアーニ [1] (1) [2] (1)ステファノ・ピグッツィ(VN) [1] (2) [2] (4)(6)ジュリアーノ・フォンタネッラ(VN) [1] (3)(5)ピエトロ・タラミーニ(VN) [1] (4) [2] (2)フランチェスコ・オンマッシーニ(VN) [1] (6) [2] (5)グリエルモ・デ・スタジオ(VN) [2] (3)ジャンフランコ・ボルトラート(OB)