ミニ・レビュー
「エレクトリック・ユニヴァース」以後1年半以上経つが、フィリップ・ベイリーのソロ・アルバムが大ヒットしたり、ホーン・セクションのゲスト・プレイの話題などで、グループとしての活動が停止しているようである。デビューした70年には、シカゴ、BSTそしてチェイスという大編成のブラス・ロックが盛んだったが、黒人ならではのファンクっぽさが認められるのはCBS移籍2作目の「ブラック革命」からで、それ以降人気を高め、「暗黒への挑戦」で全米1位となったのであった。「灼熱の狂宴」は75年の全米ツアーを収録したライヴで、LPは2枚組だからステージの凄さを知れる徳用盤だ。「太陽神」は77年に発表され、ジャケットと共にアフリカへの回帰とメッセージ性が話題になり、その後の「黙示録」では、“ブギ・ワンダーランド”などシングルヒット連発の頃の傑作。
ガイドコメント
バンドとしても脂の乗り切っていた時期のライヴ盤。76年発表作品低価格再発盤。ベスト的内容のライヴ盤で、コシのあるファンクネスがたっぷり堪能できる。ライヴ・メドレーがボーナス収録。
収録曲
01INTRODUCTION BY MC PERRY JONES
02MEDLEY;AFRICANO|POWER
03YEARNIN' LEARNIN'
04DEVOTION
05SUN GODDESS
06REASONS
07SING A MESSAGE TO YOU
08SHINING STAR
09NEW WORLD SYMPHONY
10INTERLUDE 1
11SUNSHINE
12SING A SONG
13GRATITUDE
14CELEBRATE
15INTERLUDE 2
16CAN'T HIDE LOVE
17LIVE BONUS MEDLEY;SERPENTINE FIRE|SATURDAY NIGHT|CAN'T HIDE LOVE|REASONS