ミニ・レビュー
オリジナル楽器派の演奏の中では穏健な部類に属する「四季」だ。バロック・ヴァイオリン特有の透明な響きと軽やかな音楽の流れとがあいまって爽やかな印象を残す。一方のオーボエ協奏曲は「四季」よりアクセントが明確に意識され、響きにも重みを感じさせる。
ガイドコメント
ドイツの古楽の名門レーベル“セオン”のオリジナル・マスターテープからSBMマスタリング。説明不要のおなじみの名曲を、バロック・ヴァイオリンの説得力のある独創的な演奏で。
収録曲
01ヴァイオリン協奏曲ホ長調op.8-1「春」
02同ト短調op.8-2「夏」
03同ヘ長調op.8-3「秋」
04同ヘ短調op.8-4「冬」
05オーボエ協奏曲ヘ長調RV.457 (PV.318)
06オーボエ協奏曲ヘ長調RV.447 (PV.41)
演奏
(1)〜(4)シギスヴァルト・クイケン(VN)ラ・プティット・バンド(5)(6)ブルース・ヘインズ(OB)フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ