ミニ・レビュー
72年発表のデビュー・アルバム『ロキシー・ミュージック』、73年の『フォー・ユア・プレジャー』の2枚では、ブライアン・フェリーの屈折したダンディズムとブライアン・イーノのコラージュされたプログレ色が光っている。フェリーとイーノの相反する指向によって成立していたロキシー・ミュージックは、この時期の英国ロック・シーンで異端のグループだった。単にロック・グループとしてロキシーをとらえられないのは、2人のブライアンがロキシーを手段・表現手法として使っていたところがあるからだ。
ガイドコメント
72年発表の記念すべき傑作デビュー作。各パートが各自勝手に音を鳴らしまくるポップ・サウンドはかなりヘンテコで面白い。のちに環境音楽へと活動の場を移すブライアン・イーノが早くも“それっぽい”シンセ音をピーピー発しまくっているのも興味深い。