ミニ・レビュー
ブルーノートが強力に押すだけのことはある実力を備えたピアニストのデビュー作。パーカッシヴな和音の連打と単音の速いパッセージを自在に繰り出す(5)など、見事だ。ラヴェルの作品を含む(3)が象徴するように、作風はフランス印象派の影響を感じる。
ガイドコメント
75年生まれの気鋭ピアニストの堂々デビュー作。グレッグ・オズビーのグループに参加したのを契機にプロとなった彼が、そのオズビーのプロデュースでデビュー。大注目。
収録曲
01GANGSTERISU ON CANVAS
02SNAKE STANCE
03LE TOMBEAU DE COUPERIN - STATES OF ART
04STILL MOVING
05JAMO MEETS SAMO
06KINESICS
07AQUANAUT
08RETROGRADE
09RELEASE FROM SUFFERING
10ROOT PRGRESSION
演奏
ジェイソン・モラン(P)グレッグ・オズビー(AS,SS)ステフォン・ハリス(VIB)ロニー・プラキシコ(B)エリック・ハーランド(DS)