ミニ・レビュー
「スペイン」は、幸いにしてクラシック的要素よりジャズ的要素の方が多い。協奏曲の方は、はるかにクラシックであるがその響きは新古典主義的だ。それもストラヴィンスキーが遠くに見える。なぜチック・コリアはクラシック作品を書きたがるのだろうか。
ガイドコメント
これまでになかったような、オーケストラ・サウンドとバンド・サウンドの美しくも感動的なコラボレーションが堪能できる。12月の来日公演でも、この「ピアノ・コンチェルト」は披露されるとか。
収録曲
01スペイン (セクステットとオーケストラ版)〜オープニング・アンド・イントロダクション
02同〜ペイン・テーマ
03同〜終結
04ピアノ協奏曲第1番〜パート・ワン/パート・ツー/パート・スリー
演奏
チック・コリア(P,指揮)アヴィシャイ・コーエン(ダブルB)ジェフ・バラード(DS)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1)〜(3)スティーヴン・メルクリオ指揮 ボブ・シェパード(FL,TS)スティーヴ・ウィルソン(SS)スティーヴ・デイヴィス(TB)