ミニ・レビュー
S.サンダースのピアノと共に繰り広げられるパールマンの小品集。馴染みの曲が多いというのも魅力だが、パールマンのヴァイオリンが実にのびのびと躍動感を持って奏でられている点がやはり聴き所だろう。“音楽”とは歌うことなんだと痛感させられる。
ガイドコメント
好評の《グランドマスター・シリーズ》第4期第5回発売(シリーズ完結編)21点中の1点。パールマンのヴァイオリン小品集第2集で、こちらには東欧・ロシアの作品を中心に収録。
収録曲
01華麗なるポロネーズ第2番op.21 (ヴィエニャフスキ)
02特徴のある2つのマズルカ〜オペルタスop.19-1 (同)
03金髪のジェニー (フォスター)
04アメリカの思い出 (ヤンキー・ドゥードルによるブルレスク風変奏曲) (ヴュータン)
05深い河 (黒人霊歌/ハイフェッツ編)
06妖精の踊りop.25 (バッジーニ)
07シシリアンヌ (バラディス)
08ロシアの歌 (ストラヴィンスキー)
09カヴァティーナop.85-3 (ラフ)
10メロディー (チャイコフスキー/フレッシュ編)
11なつかしいウィーン (ゴドフスキー/ハイフェッツ編)
12タンゴ (カステルヌオーヴォ=テデスコ/ハイフェッツ編)
13小舟で (ドビュッシー/ショアズネル編)
演奏
イツァーク・パールマン(VN)サミュエル・サンダース(P)