ミニ・レビュー
バルトリとイル・ジャルディーノ・アルモニコ、きわめて異色の組み合わせが送り出した99年最大級のヒット作の国内盤、ついに登場! 生気あふれる快演の中からオペラ作家ヴィヴァルディの姿が生き生きと浮き上がってくる。一気に聴き終えた時には幸せでいっぱい。
ガイドコメント
古楽ファンの間では密かにブームとなっているヴィヴァルディのアリア集を何とバルトリが録音。ヴィヴァルディのアリアがマニアのものだけではない、ということを感じさせる快唱!
収録曲
01歌劇「テンペーのドリッラ」RV.709〜そよ風のささやきに
02歌劇「グリゼルダ」RV.718〜恐ろしい嵐のあとは
03二つの瞳に真 (まこと)ささげて窶 (やつ)れゆくのは
04歌劇「狂乱を装ったオルランド」RV.727〜「何を言っているのかしら?…私は行こう、飛び行こう、叫ぼう」
05歌劇「テルモドンテに向かうヘラクレス」RV.710〜ささやく春のそよ風よ
06歌劇「忠実なニンフ」RV.714〜むごい運命に苦しめられる魂は
07同〜言ってください、ああ
08歌劇「ジュスティーノ」RV.717〜不運な小舟は
09同〜運命よ、おまえは私を招いたが…私には胸中、それほどに強き心がある
10歌劇「オリュンピアス」RV.725〜さまざまな愚かさのなかで…我われは凍る冷たい波間の船
11歌劇「ファルナーチェ」RV.711〜凍りついたようにあらゆる血管を
12歌劇「バヤゼット (ティムール)」RV.703〜海もまた沈めようとするようだ
13歌劇「テウッツォーネ」RV.736〜戦闘ラッパの
演奏
チェチーリア・バルトリ(MS)ジョヴァンニ・アントニーニ(BF,指揮)イル・ジャルディーノ・アルモニコ,アルノルト・シェーンベルク合唱団