ミニ・レビュー
何と100年近くも前の録音。最新のテクノロジーを駆使したようで、ノイズは驚くほど少ない。とはいえ、プールで潜水して聴いてるみたいで音楽的に楽しめるというわけではないが、黎明期の録音に興味のある人とテノール・ファンは、まー持っててもイイか。
ガイドコメント
1873年にナポリに生まれた、今世紀最高の歌手として比類のない、まさに伝説的な存在のエンリコ・カルーソー。その最初期の録音からセレクトしたアリア集。マニア必聴のアルバム。
収録曲
01歌劇「ユグノー教徒」〜アルプスの雪よりも白く (マイアベーア)
02歌劇「愛の妙薬」〜人知れぬ涙 (ドニゼッティ)
03歌劇「ドン・パスクァーレ」〜なんという優しさ (同)
04歌劇「リゴレット」〜あれかこれか (ヴェルディ)
05同〜同 (同)
06同〜風の中の羽のように (同)
07歌劇「アイーダ」〜清きアイーダ (同)
08同〜同 (同)
09歌劇「ジョコンダ」〜空と海 (ポンキエッリ)
10同〜同 (同)
11歌劇「カルメン」〜お前が投げたその花は (ビゼー)
12歌劇「マノン」〜目を閉じれば (夢の歌) (マスネ)
13歌劇「メフィストーフェレ」〜野から牧場から (ボイト)
14歌劇「トスカ」〜妙なる調和 (プッチーニ)
15同〜星は光りぬ (同)
16朝の歌 (マッティナータ) (レオンカヴァッロ)
17歌劇「ジェルマニア」〜ああここに来て/いとしき目を閉じないで (フランケッティ)
演奏
エンリコ・カルーソー(T)(2)(4)(7)(9)(12)(13)サルヴァトーレ・コットーネ(P)(16)ルッジェーロ・レオンカヴァッロ(P)