ガイドコメント
おなじみの奥田民生のみならず、スパークス・ゴー・ゴーなど複数のプロデューサーが参加した豪華版の登場。LAでのレコーディングを行ない、これまでとは一味も二味も違ったパフィーが楽しめる。
収録曲
01ブギウギNo.5
東京スカパラダイスオーケストラをバックに、シンプルなメロディが鮮やかに色づけられたライヴではお馴染みのナンバー。自信を持って自分たちの曲を楽しんでいると感じさせるハッピーな一曲。
02すみれ
元ジェリー・フィッシュのアンディ・スターマーによる、PUFFYらしさ全開のパワフルなガールズ・ポップ・チューン。いつも通り肩の力が抜けた、自然体でキュートなヴォーカルを聴かせてくれる。
03問答無用
野太いドラムの音が印象的に響きわたる、ロックンロール・チューン。クールで骨太なメロディを軸としたサウンドと彼女たちのユルいヴォーカルが混ざり合い、PUFFYでしかなし得ない独特の味わいを感じさせる。
04COSMIC流れ旅
PUFFYの2人とは切っても切れない絆(?)で結ばれている、奥田民生によるポップ・ナンバー。彼らしいちょっとひねくれたメロディと脱力感のある2人のヴォーカルの相性の良さは、今さらいうまでもないだろう。
05Destruction Pancake
大貫亜美が作詞・作曲した轟音ロック・チューン。シューゲイザー風のギターとエフェクト・ヴォーカルが、今までとは少し違った2人の魅力を引き出している。曲中には『エヴァンゲリオン』のアスカも登場。遊び心もたっぷり詰まっている。
06スーイスーイ
奥田民生とPUFFYの2人が共作した、いかにもPUFFYらしい脱力ポップ・ナンバー。ピアノを基調としたユルいメロディに2人の緩やかなヴォーカルが溶け合い、ガーリィな魅力たっぷりの楽曲に仕上がっている。
07スイスイ
骨太なロックに肩の力が抜けるような歌詞を乗せた、奥田民生とPUFFYによる共作曲。今作でもいつも変わらない2人の愛らしいヴォーカルを聴かせてくれる。中盤で披露される大貫亜美のギター・ソロにも注目したい。
08プールにて
2人のことを誰よりも知る男、奥田民生が作詞・作曲した、ゆったりとしたポップ・ナンバー。一聴してあまり意味がないように思われる歌詞を用いて、ほんわかした雰囲気を醸し出す奥田民生の手腕が光っている。
09青いリンゴ
オルゴールのように幻想的なエレクトリック・ギターのサウンドで始まる、2人のガーリィな魅力を前面に押し出した、さわやかなポップ・ナンバー。阿部義晴によるキーボードがストレートな曲にアクセントを加えている。
10さくらの花が咲く甘い甘い季節の唄
吉村由美が手掛けた、キュートでロマンティックな歌詞が男性諸君をノック・アウトする、ガールズ・ポップ・ナンバー。アルバム『スパイク』から全面的に参加したアンディ・スターマーの曲と2人のヴォーカルは、抜群の相性だ。
11海へと
CMで使用されたことでも話題となった、奥田民生が手掛けたガールズ・ロック・ナンバー。投げやりのギリギリ一歩手前のようなヴォーカルと少しばかりひねくれたメロディには、あとを引くような中毒性がありあり。
12パフィーのルール
タイトル通り、パフィーの2人の関係を示すような遊び心満載の歌詞が面白い、ロックンロール・チューン。天然とも思える2人の才能と魅力を存分に堪能できる、これぞまさにパフィー流ロックンロールだ! といえる。
1312月
アンディ・スターマーの手による切ないメロディが特徴的なポップ・ナンバー。落ち着いたメロディに合わせた2人のヴォーカルからは、デビューからその才能にまかせて突っ走ってきたPUFFYが少し大人になったような印象を受ける。