ガイドコメント
91年のデビュー曲「Can't Stop!!−LOVING−」から、ヒット曲「夜空ノムコウ」や「らいおんハート」などシングル32曲が収録されたベスト盤。アーティストとして押しも押されもせぬ存在となったSMAPの成長の軌跡をたどる。
収録曲
[Disc 1]
01らいおんハート
「夜空ノムコウ」と並ぶ、SMAPの代表曲。セールス150万枚以上を記録した、日本のポップの頂点たる名曲。穏やかで優しいメロディと、歌詞に込められた深い愛情が心を打つ。TVドラマ『フードファイト』主題歌。
02Let It Be
31thシングルは、スピード感のあるポップ・ファンク・ナンバー。ノリの良いビートに、不器用なりに前に進んでいこう、という歌詞が聴く人を勇気付けてくれる。『SMAP×SMAP』のエンディング・テーマ。
03Fly
Aメロのシックなメロディ・ラインからは想像もつかないキャッチーなサビを繰り出してくる30thシングル曲。ファンク調アレンジがセクシーな雰囲気を醸し出す。TV番組『SMAP×SMAP』のテーマ・ソング。
04朝日を見に行こうよ
聴くと心が穏やかになる、ミディアム・テンポ・ナンバー。存在するのが当たり前と思いがちな、大切な人や自然に対しての愛が、自然体な歌詞で綴られている。TV番組『SMAP×SMAP』のテーマ・ソング。
05たいせつ
中居正広主演のドラマ『ブラザーズ』主題歌に起用された28thシングル。その割に、中居正広の声はあまり聴こえない。人間らしい歌詞やメロディ、そして5人の声から、温かさがあふれ出るようなポップ・チューン。
06夜空ノムコウ
売上は約150万枚。ジャパニーズ・ポップの金字塔を打ち立てた名曲。穏やかなメロディと、心の深層の呟きを完璧に表現した歌詞が秀逸。作詞のスガシカオと、作曲の川村結花は、それぞれがこの曲をセルフ・カヴァーしている。
07Peace!
ジャンプしたくなるようなリズミカルなサビが魅力な、26thシングル曲。すっかりSMAPお得意となったファンク・アレンジが、耳に自然に馴染む感じ。『SMAP×SMAP』のエンディング・テーマ。
08セロリ
TVドラマ『いいひと。』の主題歌としてもお馴染みな25thシングル曲。山崎まさよしのオリジナルの良さはそのままに、SMAPらしさを上乗せした見事なカヴァーっぷりは拍手もの。原曲とともに長く愛される名曲。
09ダイナマイト
『SMAP×SMAP』を見ていなくても、聴いたことがない人はいないでしょう?! 的な、もはや説明不要の大ヒット24thシングル曲。一度聴けば口ずさめる、ダンサブルでリズミカルなポップ・チューン。
10SHAKE
23thシングルは、ソウルフルでファンクなイントロだけでK.O.されること請け合いな、超ヒップ・チューン。リズミカルでノリの良いメロディと、遊び満載で覚えやすい歌詞は、聴いていて理屈抜きに楽しい。
11青いイナズマ
本人出演のTV番組『SMAP×SMAP』のテーマ・ソングとしても耳馴染みな、大ヒット22thシングル。メンバーが5人になって初のリリース曲でもある。オリジナルはSMAPと組んだら最強の、林田健司。
12はだかの王様〜シブトクつよく〜
森且行が参加した最後の曲でもある、21thシングル。彼らとしては珍しい、ちょっと悪びれた歌詞に注目。全体としては聴きやすいポップ・サウンドに仕上がっている。『'96 劇空間プロ野球』テーマ・ソング。
13胸さわぎを頼むよ
96年あたりのSMAPとしては珍しい、大人の雰囲気をまとった曲調が魅力の20thシングル。息ピッタリな6人の歌に加え、間奏を盛り上げるのは、ジャズ界の名サックス・プレイヤーであるフィル・ウッズ。
14俺たちに明日はある
つまらない悩みを吹き飛ばすような歌詞が気持ち良い、19thシングル。突き抜けたフレーズと、伸びやかなメロディが気持ち良いサビは、大声で歌いたい衝動にかられるはず。ドラマ『人生は上々だ』の主題歌。
15どんないいこと
メロディを口ずさみながら、指を鳴らしたくなるサビから始まる、SMAP初期の名作。優しくゆったりとした曲調に、優しく重なり合った6人の声がしっくりとハマっている。落ち込んだ時に聴くと癒される一曲。
16しようよ
あらぬ妄想を膨らませてしまいそうなタイトルを戴いた17thシングル曲。内容はモチロン明るく素直なラヴ・ソング。ソウルの要素を取り入れたアレンジがカッコいい。ちなみに“しようよ”は「話しをしようよ」の意。
[Disc 2]
01KANSHAして
16thシングルは、ついつい一緒に「KANSHAして!」と叫びたくなるような、ノリの良いポップ・チューン。SMAPによるカヴァー・ソングであり、オリジナルは“花水ソング”でおなじみの林田健司。
02たぶんオーライ
毎日を真剣かつイッパイイッパイに生きている社会人に捧ぐ15thシングル。リアルに共感できる歌詞と、ポップでソウルなメロディとに引き込まれるはず。そして、聴いた後少しだけ気が楽になるような一曲。
03がんばりましょう
誰もが口ずさめるといっても過言ではない、SMAPの14thシングル。アップ・テンポな曲調や、背中を押し、勇気付ける歌詞は、行動する人にパワーをくれること間違いなし。『夢がMORI MORI』テーマ・ソング。
04オリジナル スマイル
13thシングルは、一度聴いたら忘れられない、インパクト抜群のサビから始まるポップ・ソング。ちょっと聴くだけで元気になれるはず。いまや学校の音楽の教科書にも載っている国民的ナンバー。
05Hey Hey おおきに毎度あり
SMAPの関西弁ラップが聴ける、珍しい一曲。特に中居正広のキレたラップは必聴。ヒップホップ・ライクななかに、不思議と和のテイストを感じる。初めてオリコン1位を記録した、記念すべき12thシングル。
06君色思い
出だしの中居正広ソロから耳が離せない、明るく愉快な11thシングル曲。楽曲提供は林田健司。そのキャッチーなポップ・メロディゆえか、TVアニメ『赤ずきんチャチャ』の主題歌に起用されている。
07$10
08君は君だよ
ミディアム・テンポの温かいメロディが、夕暮れの散歩道に似合う9thシングル曲。「君は君だよ」というフレーズが、聴く人の心を勇気付けてくれる。アニメ『姫ちゃんのリボン』エンディング・テーマ。
09はじめての夏
SMAPの若々しさに触れることができる、8thシングル。ポップで爽やかなメロディに、聴いている方が照れてしまうような、純愛風のリリックが乗っている。アニメ『姫ちゃんのリボン』エンディング・テーマ。
10ずっと忘れない
歌も声も若々しい(いっそ初々しい)、7thシングル。明るくポップなメロディに、卒業を迎えて、ずっと好きだった女の子と離れ離れになる切なさを込めた歌詞が乗っている。シリアスになりすぎず、でもホロリとする曲。
11雪が降ってきた
ポップでリズミカルなメロディが、雪の降る街のなかや、ゲレンデにまで似合いそうな、6thシングル。寒い季節ならではの密着度の高い歌詞に照れるかもしれないが、実は切ないシチュエーションである。
12笑顔のゲンキ
5thシングルは、アニメ『姫ちゃんのリボン』のオープニング・テーマ。メロディも歌詞も元気爆発! 明日は笑顔で過ごそう、と思わせてくれる力を持っている一曲。「元気な君が好き」というフレーズは殺し文句だ。
13負けるなBaby!〜Never give up
14心の鏡
初期SMAPの勢いが炸裂している3rdシングル。王道アイドル・ソングを思わせる曲調に、アグレッシヴなロック・アレンジが施されている。懐かしくは感じても決して古臭くは感じないところが、SMAPマジック。
15正義の味方はあてにならない
いきなり「起立! 礼! 着陸!!」で始まる、その壊れっぷりがフルスロットルに達した2ndシングル曲。学園戦隊モノか? と思うような歌詞は、遊びゴコロがタップリ。コズミックなアレンジが楽しい、王道ポップ・チューン。
16Can't Stop!!-LOVING-
SMAPの記念すべきデビュー・シングル。91年時点の彼らの歌声を堪能できる。歌は決して上手くはないが、楽曲の持つ明るさや、キラキラ星を取り入れたメロディのキュートさを、等身大で表現している。