ガイドコメント
2001年1月の東京ドームでのライヴ後、充電期間に入ったイエモン。彼らがファンハウス移籍後にリリースしたシングルを完全収録、全13曲ともTOP20入りを果たしたヒット・チューンだ。
収録曲
01楽園
ヴォーカル吉井のセクシーな歌声が炸裂する、まさしく楽園への階段を上るように階調をあげていくようなメロディが気持ちいいギター・ロックだ。サビの韻を踏む歌詞も、心地よく胸に響く。11thシングル。
02LOVE LOVE SHOW
セクシーでメロウなロックを聴かせつつ、茶目っ気たっぷりにライヴで盛り上がる曲も作ってしまうサービス精神旺盛なイエモンらしいウキウキな曲。人間の二面性を茶化しながら指摘してしまう、実は確信を突く詞もすばらしい。
03BURN
04球根
全曲イギリスで録音されたアルバム『PUNCH DRUNKARD』にも収録された、彼らにとっての14thシングル。冒頭、静かに鳴り響くギターと揺らぐ吉井の声、そしてサビに向かって爆発していく雰囲気は、レディオヘッドを彷彿させる。
05離れるな
06MY WINDING ROAD
07SO YOUNG
08バラ色の日々
バンドとして頂点に上り詰めた後、2年のブランクを経て、UAのプロデュースで知られる朝本浩文と組んでの19thシングル。ドラムのスネアの音がざくっと聴こえる生々しいバンド・サウンドの、ロック曲だ。
09聖なる海とサンシャイン
プロデューサーに朝本浩文を起用した、2000年のシングル曲。尖ったギターのカッティングと土着的なリズム・アレンジが融合。伸びやかなサビのメロディに、どこか遠い異国まで連れていかれるような気分になる。
10SHOCK HEARTS
11パール
2000年7月の22ndシングル。アップ・テンポの一見ポップなナンバーなのだが、迷いや悩みを感じさせる歌詞と、空元気にも感じる明るさがかえって切ない気持ちを誘う。でもロック・バンドとしてのかっこよさは健在。
12BRILLIANT WORLD
13プライマル。
イエモン、ラスト・シングル。でもデヴィッド・ボウイを手がけたことで知られるあのトニー・ヴィスコンティと吉井の共同プロデュースによるセクシーでグラマラスなサウンドは、未来を感じさせるすばらしい仕上がり。