ガイドコメント
プロデューサーとしても有名な小林武史が中心メンバーの“マイラバ”。これはシングル曲を集めたベスト盤。全曲完成度が高いのはもちろんだけど、魅力はやっぱりヴォーカルのAkkoに。透明感あふれる歌声だ。
収録曲
01Man&Woman
デビュー曲にして、いきなりの大ヒットを記録したグループの(当時は2人組だったが)ファースト・ステップ。アコースティック・ギターのカッティングで、サビのキメ“Man&Woman”を弾くアイディアが秀逸。
02白いカイト
03Hello、Again〜昔からある場所〜
95年にリリースされた1stアルバム『エヴァーグリーン』に収録された初期の傑作曲。藤井謙二が弾くイントロの名フレーズが流れ出すと同時に、まさにエヴァーグリーンな輝きに満たされること間違いなし。
04ALICE
渋いバッキングを弾かせたら天下一品の、藤井謙二によるギターがノイジーでカッコイイ。どことなくマイケル・ジャクソンを連想させるフレーズではあるが、メロディがケタ違いに良いナンバー。
05NOW AND THEN〜失われた時を求めて〜
アナログ感覚あふれる大バラードで、小林武史プロデュース作品ではYEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly〜あいのうた」やMr.Childrenの「es」に近いテイスト。
06YES〜free flower〜
07ANIMAL LIFE
08Shuffle
09空の下で
ドラムのロールに導かれて、勇ましく進軍したくなるナンバー。かなりの難曲だが、ヴォーカルのAKKOはAメロとサビ、それぞれ表情を変えて、スケール感たっぷりに歌い上げている。
10DESTINY
AKKOのヴォーカルがグッと大人っぽくなり、バンドとしての幅を広げた悲痛なラヴ・ソング。ホンワカしたAメロとロッキンかつウェットなサビ。2つの異なる要素を見事に結んだ小林武史のアレンジ・センスに再敬礼。
11Days
12CRAZY LOVE
13shooting star〜シューティングスター〜
名手、藤井謙二の情感あふれるイントロのギターが印象的な人気曲。2年半の活動休止期間を終えてリリースしたシングルだったが、マイラバ節のお手本のようなメロディに、多くのファンが胸を撫で下ろした。
14日傘〜japanese beauty〜
小林武史らしい技巧的な曲構成が堪能できる好ナンバーで、まさに日傘のような涼しげなメロディが味わえる。ロック的なダイナミズムとポップな清々しさを両立するバランス感覚もマイラバらしい。
15あいのうた〜Swallowtail Butterfly〜