ミニ・レビュー
日本のカイリー・ミノーグ、またはパッツィ・ケンジットことトミー・フェブラリー、初のアルバム。“ブリグリの川瀬智子”とはまったく違うダンス・ポップ・アイドルぶりがラブリーだったが、残念ながら2002年3月末で一時活動終了。チャート初登場1位を獲得。
ガイドコメント
アーティスト名の由来でもある自身の誕生日(2/6)にリリースとなるTommy february待望のアルバム。“スクール・スポーツ・シュール”を軸としたポップな80'sテイスト満載!
収録曲
[Disc 1]
01T.O.M.M.Y
初期カイリー・ミノーグを彷彿とさせる、バブルガムな胸キュン・ポップ・ソング。アメリカン・チアリーディンダーによる掛け声がなんともいえずスポーティで、80年代青春グラフィティ気分を盛り上げてくれる。
02EVERYDAY AT THE BUS STOP
クラフトワークやデヴィッド・ボウイのライヴ・サポートを務めたミュージシャン/音楽プロデューサー/DJのオオエタツヤによるリミックス。キラキラ80'sポップを、オシャレで爽やかなカジュアル・ポップスに仕上げている。
03トミーフェブラッテ、マカロン。
Tommyのエキゾティックなラテン入りナンバー。ソニーのロボット犬“AIBO”とのコラボレーションも話題となった。歌謡曲にも通じるノリノリのビートがイカしてます。
04Bloomin'!
05HEY BAD BOY
全盛期のユーロビートを彷彿とさせるディスコ・チューン。ややチープでレトロな音色を奏でるシンセサイザーがたまらなくいい感じ。オールドスクール・ヒップホップやエレクトロな要素もちりばめたサウンドの上を、キュートなトミーのヴォーカルがすべる。
06♥KISS♥ ONE MORE TIME
07WHERE ARE YOU?“MY HERO”
ドラムの4つ打ちビートが、80年代ディスコ・クラシック気分を増幅させる、ユーロ・ポップ・チューン。同時代を過ごしたリスナーには甘酸っぱいユースフル・デイズを喚起させる、コケティッシュなヴォーカルが魅力的だ。
08WALK AWAY FROM YOU MY BABE
かつて一世を風靡したボビー・ブラウン風なR&Bテイストのイントロから、お得意のドリーミーなエレポップに持ち込んでしまう力業に感服。ブリッジでのギャングスタ・ラップならぬ小悪魔ラップも聴きどころ。
09恋は眠らない
マドンナの「チェリッシュ」を元ネタにした、とろけるように甘いキャンディー・ポップ。思いっきり打ち込みの、シンセ・ベースがバシバシと効いたサウンドが、トミフェブのプリティ路線をさらに加速させている。
10Can't take my eyes off of you
ボーイズ・タウン・ギャングがユーロビート風にカヴァーした影響もあって、ディスコ・ナンバーの代名詞になっている本作を、トミフェブがほとんどそのままのアレンジでにリサイクル。音の隅々から80年代がこぼれてくるようだ。
11I'LL BE YOUR ANGEL
トミー・フェブラリー自身も好きなアーティストに挙げる、デビー・ギブソンの楽曲を彷彿とさせるミディアム・スロー・チューン。サウンドと歌詞に“トキメキ”と“キラメキ”を目一杯に詰めこんだ、ポップ・バラードだ。
12★CANDY POP IN LOVE★
Tommyの歌の中でももっとも80'sのカイリー・ミノーグ(「ラッキー・ラブ」)寄りといっていいチキチキ・キラキラ・ソング。曲名どおりどこを切ってもキャンディでポップでラヴリーです。
[Disc 2]〈DVD〉〈Promotion Video〉
01♥KISS♥ ONE MORE TIME
02Bloomin'!
03♥KISS♥ ONE MORE TIME
04Bloomin'!
05♥KISS♥ ONE MORE TIME
06Bloomin'!
07♥KISS♥ ONE MORE TIME
08Bloomin'!
09♥KISS♥ ONE MORE TIME
10Bloomin'!
11★CANDY POP IN LOVE★