ミニ・レビュー
詩人とピアニストの父子によるコラボレーション。詩は本来、音読されるものだから、音楽とは昔から親密な関係にある。父の枯れた味と息子のリリカルなピアノが、存在するはずのない“映像”を聴き手の眼前に生じさせる。シンプルな“音”の魔力を堪能。
ガイドコメント
日本が誇る詩人、谷川俊太郎の最新詩集『クレーの天使』を自ら朗読した作品集。パウル・クレーの描く天使をモチーフにした18編の詩を、息子谷川賢作のピアノとのコラボレーションで聴かせる。
収録曲
[Disc 1]〈谷川俊太郎+谷川賢作〉
01天使とプレゼント
02天使、まだ手探りしている
03天使というよりむしろ鳥
04泣いている天使
05醜い天使
06幼稚園の天使
07おませな天使
08忘れっぽい天使
09希望に満ちた天使
10用心深い天使
11天使の岩
12現世での最後の一歩
13天使の危機1
14ミス・エンジェル
15哀れな天使
16老いた音楽家が天使のふりをする
17未熟な天使
18鈴をつけた天使
[Disc 2]〈谷川賢作〉
01My Song
02Raindrops
03Fratello Sole Sorella Luna
04悲しくてやりきれない
05Little Waltz
06小さな空
07Fairy Woman
08The Man In The Moon
09Hopefully
10Angel Eyes
11Silhouette
12Angel
13天使の涙
14Miss-engel
15Music Box Waltz
16In The Evening Sky
17Night Song
18If You Need Me