ミニ・レビュー
ご存知ラルク・アン・シエルのシンガーがロンドンで録音した初ソロ作品。全編で弦楽器や生楽器を効果的にフィーチャーしたムーディな世界が繰り広げられ、ロックのビートから解き放たれたhydeの声が淡々と叙情を描く。繊細なロマンティシズム全開。
収録曲
01UNEXPECTED
02WHITE SONG
03EVERGREEN
ラルク アン シエルのヴォーカル、hydeのソロ第1弾。ストリングスやピアノなどオーケストラ調のアレンジが格式を高めたバラード。霧の奥から伝わってくるような、低音だが柔らかく囁くヴォーカルが美しい。
04OASIS
05A DROP OF COLOUR
06SHALLOW SLEEP
ソロ・シングル第3弾は、幻想的な世界観を継承しつつも、今まで内包し閉じていた熱気の側面を覗かせているミディアム・チューン。とはいえ、彼のクレバーな知性を崩すことのない、hydeマナーでまとめあげている。
07NEW DAYS DAWN
08ANGEL'S TALE
ソロ・プロジェクト第2弾シングル。冷気漂うなかに立つ蜃気楼の佇まいを持つ、ミディアム・スロー・バラード。アコースティック・ギターのアルペジオと低熱のヴォーカルが、幻想的な世界観を創り上げている。
09THE CAPE OF STORMS
自身も出演した映画『下弦の月〜ラスト・クォーター』主題歌。ストリングスを軸に、シンセ、アコーディオン、アコギなどが効果的に配された、完成度の高い幻想的で壮大なバラード・ナンバー。運命を自問自答し憂う主人公の想いを、感情込めて歌い上げている。
10SECRET LETTERS