ミニ・レビュー
53〜62年といえば戦後日本の復興期。“バタ臭さ”がなによりもかっこよかった時代をポピュラー音楽でたどるなら、雪村いずみを聴けばいい、と再確認。太平洋の遙か向こうの文化を素直に礼賛しているようでその実、決して米音楽のストレート・コピーではない。洋楽カヴァー、和製ロカビリーのどちらからも“和魂洋才”が具現化された史上マレな、そして幸福な時代を見ることができる。
収録曲
[Disc 1]〈想い出のワルツ(1953-1954)〉
01想い出のワルツ
02ジャンバラヤ
03私にだけは言わないで
04星を見つめないで
05ルビー
06貴方ひとりのために
07はるかなる山の呼び声
08アイズ・オブ・ブルー
09お猿の新婚旅行 (共演:柳沢真一)
10泪のチャペル
11東京の三人娘
12オウ・マイ・パパ
13青いカナリヤ
14シークレット・ラブ
15帰らざる河
16ウシュカ・ダラ
17麗しのサブリナ
18心淋しのブルース
19愛の泉
20月のチャペルで
21月光のセレナーデ
22小さな靴屋さん
23インディアン・ラブ・コール
24炎のワルツ
[Disc 2]〈マンボ・イタリアーノ(1955-1956)〉
01マンボ・イタリアーノ
02コ・コ・モ
03ケンタッキー人の歌
04スィート・アンド・ジェントル
05ジャンケン娘
06ジングル・ベル・マンボ
07チャチャチャは素晴らしい
08セブンティーン
09慕情
10スマイル
11ペーパー・キッス
12チャチャチャはいかが
13マンボ・バカン
14チャイナ・チャンボ
15恋人になって
16オンリー・ユー
17ロック・アンド・ロール・ワルツ
18理由なき反抗
19チャンバラ娘
20エデンの東
21恋と結婚
22さすらいの男
23アイボリー・タワー
24ケ・セラ・セラ
25ラブ・ミー・テンダー
[Disc 3]〈ロックン桜(1957-1962)〉
01ロックン桜 (共演:山田真二)
02ブルースを唄おう
03いとしのシンディ
04ビバップ・ルーラ
05ロンサム・カウボーイ
06四月の恋
07サヨナラ
08フジヤマ・ママ
09シュガー・キャンデー (共演:朝比奈愛子)
10火の玉ロック
11シャンソン・ダムール (共演:和田弘とマヒナスターズ)
12ラブレター・イン・ザ・サンド
13ヤキティ・ヤック
14真夜中のブルース
15昨夜のようなキッス
16恋の片道切符 (共演:ミッキー・カーチス)
17キッスとツイスト
18マック・ザ・ナイフ
19アイ・ゲット・キック・アウト・オブ・ユー
20ひえつき節
21センザ・ママ
22サンディ
23トゥナイト
24アイ・フィール・プリティ
25アイ・エンジェル・ビーイング・ア・ガール
26想い出のワルツ (ライヴ)
演奏
ビクター・オール・スターズ ビクター・オーケストラ ブライト・リズム・ボーイズ 東京ウエスターン・キャラバン 東京ロカビリー・ボーイズ 渡辺弘とスターダスターズ 多忠修とゲイ・スターズ