ミニ・レビュー
20世紀最高の純ジャズ映画のサントラ。スクリーンではデクスター自身が主演と吹き替えなしの演奏の両怪演を担った。音楽プロデュース担当のハービー・ハンコックの手腕も光る、ジャズの風景を見事に音像化した逸品だ。86年アカデミー賞作曲賞受賞作品。
ガイドコメント
87年の映画『ラウンド・ミッドナイト』のサントラ盤がボーナス曲を追加して再発。デクスター・ゴードンを全面的にフィーチャーした演奏は、20世紀最高のジャズ映画といわれる映像ともども、最高の出来だ。
収録曲
01ラウンド・ミッドナイト
02身も心も
03ベランジェールズ・ナイトメア
04フェア・ウェザー
05ウナ・ノーチェ・コン・フランシス
06ザ・ピーコックス
07ハウ・ロング・ハズ・ディス・ビーン・ゴーイング・オン?
08リズマニング
09スティル・タイム
10ミニュイ・オ・シャンゼリゼ
11チャンズ・ソング (ネヴァー・セッド)
12ラウンド・ミッドナイト (ライヴ・ヴァージョン)
演奏
デクスター・ゴードン(TS) ハービー・ハンコック,シダー・ウォルトン(P) ロン・カーター,ピエール・ミシェロ(B) ビリー・ヒギンズ,トニー・ウィリアムス(DS) ボビー・マクファーリン,ロネット・マッキー(VO) ウェイン・ショーター(SS,TS) チェット・ベイカー(VO,TP) ジョン・マクラフリン(G) フレディ・ハバード(TP) ボビー・ハッチャーソン(VIB)