ミニ・レビュー
冒頭から、管楽器の明るい響きが聴き手をすっとバッハの世界に引き込んでくれる。演奏スタイルも90年代らしい溌剌とした自信に満ちたもので、少しモダンなロングトーンの伸びやうねりは、チェンバロ弾き振りのスタイルならではの楽しさ。思わず身体が動く。★
ガイドコメント
伝統ある古楽レーベル“アルヒーフ”の代表的な名盤を集めた《アルヒーフNEW BEST 50》。バッハの名曲「管弦楽組曲」をピノック指揮による定評ある演奏で楽しむ。
収録曲
J.S.バッハ:
[Disc 1]
01管弦楽組曲第1番ハ長調BWV1066
02管弦楽組曲第4番ニ長調BWV1069
03「われらの口は笑いに満ちん」BWV110〜「われらの口は笑いに満ちん」
04「われ心を尽くしていと高き者を愛す」BWV174〜シンフォニア
05復活祭オラトリオBWV249〜シンフォニア
[Disc 2]
01管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
02管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067
03「同じ安息日の夕べに」BWV42〜シンフォニア
04「偽りの世よ、われ汝を信ぜず」BWV52〜シンフォニア
演奏
トレヴァー・ピノック(指揮,HC) イングリッシュ・コンサート [1] (3)イングリッシュ・コンサート合唱団