ミニ・レビュー
スタジアム・ロック精神の現役王者が前作から2年という速いペースで送り出した8作目のスタジオ作品。重い情感も開放的エナジーも温かいバラードもすべて飲み込んで独自色に染め上げる強靱な個性を実感できる引き締まった作品だ。曲はやや淡泊ながらフレーズの良さが光る。
ガイドコメント
大ヒット作『クラッシュ』から約3年ぶりのオリジナル・スタジオ作が登場。よりスケール・アップしたサウンドはさすがの貫禄。今回は世界に大きく先駆け日本先行発売予定(米国より約1ヵ月先行!)。
収録曲
01UNDIVIDED
02EVERYDAY
アルバム『バウンス』のリード・シングル。彼らが9.11の同時多発テロで感じたことをストレートに反映させた曲。重々しくタフなサウンドに“今日をしっかり生きよう”と祈りにも似たメッセージが貫かれている。
03THE DISTANCE
往年のオルタナ・サウンドにエモの要素を吸収した、新たなサウンド・アプローチの爽やかな楽曲。アサヒビールCF曲として耳にした人も多いはず。“信念を捨てるな”というメッセージは、進化しつづける彼らのステイトメントか。
04JOEY
05MISUNDERSTOOD
06ALL ABOUT LOVIN' YOU
07HOOK ME UP
08RIGHT SIDE OF WRONG
09LOVE ME BACK TO LIFE
10YOU HAD ME FROM HELLO
11BOUNCE
9.11同時多発テロ事件にインスパイアされ制作したアルバム『BOUNCE』の表題曲。“傷だらけになっても絶対倒れない”とNYの街とバンドの姿勢を重ね合わせた力強い楽曲は、大きな生命力にあふれている。
12OPEN ALL NIGHT
13NO REGRETS
14POSTCARDS FROM THE WESTELAND