ミニ・レビュー
未来へと疾走するセンチメンタリズムが猛威を振るうセカンド・アルバム。松本素生のメロディ・メーカーとしての資質は、本作でより明確となった。人生を高尚なものではなく、安っぽい、しかし愛すべきものとして描く作風は相変わらず憎みきれない。
ガイドコメント
『かよわきエナジー』に続く待望のアルバム。「ミラージュ」「ランブル」という2作のシングルで大きくステップ・アップした彼ら。その成長ぶりを本作で確認しよう。
収録曲
01さびしんぼう
02シンドローム
03ミラージュ
ヴォーカルの松本素生が書く詞はいつも、小学生のころに感じた夕暮れの帰り道のような切なさをくれる。“春が降った”“心と心がせつない”など、独特の言い回しにもぜひ注目してほしい。
04その事 (インストゥルメンタル)
05少女
06流線形
07夜の宝石
08タッシ
09ステップ
10ランブル
11kodama