ミニ・レビュー
「WILL」「ONE SURVIVE」など、ヒット・シングル5枚を含む(まるでベスト盤みたいな)ファースト・アルバム。アッパーなダンス・チューンにもトライしているが、やはり彼女の声には、たおやかなバラード・ナンバーがよく似合う。「AMAZUNG GRACE」のカヴァーも。
ガイドコメント
デビュー曲「STARS」から最新ヒット「WILL」まで、話題曲満載の1stアルバム。冨田恵一、吉田美奈子、VERBAL(m−flo)ほか豪華作家陣が集結したハイブリッドな魅力あふれる1枚。
収録曲
01AMAZING GRACE (album version)
02WILL (album version)
03ONE SURVIVE (album version)
04HEAVEN ON EARTH
2ndアルバム『LOVE』収録曲。アシッド・ジャズのテイストを取り入れたファンキーなアッパー・チューン。バラードのイメージが強い彼女だが、アップ・テンポな曲調もすんなりこなす器用な一面を披露している。
05DESTINY'S LOTUS
2ndシングル『CRESCENT MOON』のカップリング曲で、テイ・トウワがサウンド・プロデュースを手掛けたことでも話題となった。夢のために歌い続けよう、というピュアな歌詞が心に残るアッパー・チューン。
06HELPLESS RAIN
美人姉妹ユニットHeartsdalesとのコラボレート作品で、どことなく憂いが漂うミディアム・バラード。持ち前の高い歌唱力で、難しい曲を見事に歌いこなしている。高音部で聴かせてくれるかすれ気味の裏声がカワイイ。
07I
1stアルバム『TRUE』収録曲。ヒップホップを取り入れたメロディとフォーキーなヴォーカルが調和したミディアム・ナンバー。難解な曲に手こずりながらも、感情のこもった心温まる歌声を聴かせてくれる。
08TEARS (粉雪が舞うように...)
1stアルバム『TRUE』にも収録された、デビュー・シングル「STARS」のカップリング曲。歌唱力の高さはもちろん、それ以外にも聴き手の心をつかむ何かを持った彼女の力を再確認させられる、美しいバラード。
09TRUE EYES
二人の絆がより深くなったり、相互に覆い被さる不安が吹き飛んだりと、お互いを信じ合うことは予想以上にさまざまなメリットがある。華奢なイメージが強い中島だが、パワフルかつ爽快に、しかし決して力むことなく歌い上げる。凛とした姿勢が、女性らしい。
10CRESCENT MOON
11JUST TRUST IN OUR LOVE (album version)
デビュー・アルバム『TRUE』に収録された、4つ打ちが印象的なポップ・ナンバー。デビュー前から歌っていたオリジナル曲で、ポジティヴな歌詞と落ち着いたヴォーカルが彼女の声の良さを際立たせている。
12STARS (album version)
13A MIRACLE FOR YOU
ミリオンセラーとなった1stアルバム『TRUE』のラスト・ナンバー。彼女の高い歌唱力が存分に発揮された美しいバラード。ゆったりとしたメロディに響く歌声には、ヤバいくらいのヒーリング効果あり。