ミニ・レビュー
女性シンガーをメンバーに加えてのサード作。バンドと打ち込み、歌とラップを自在に使いこなして、さらにはジャスティン・ティンバーレイクまで使いこなして、デビュー作から続く音楽的癖というか持ち味を保ちながら、大きく逞しく幅を広げた作品。★
ガイドコメント
オーガニックなヒップホップ・サウンドで人気のBEPの3rdアルバム。象の歩くスピードのグルーヴをコンセプトにした、温かみのあるメロウな作品だ。イン・シンクのジャスティン・ティンバレークも参加。
収録曲
01HANDS UP
02LABOR DAY (IT'S HOLIDAY)
03LET'S GET RETARDED
04HEY MAMA
持ち前の天然素材ヒップホップに、ダンスホール・レゲエのリズムをセンス抜群に取り込んだ時点で勝負あり。音楽は皆兄弟。そんな標語すら唱えたくなる、複数ジャンルが違和感なく溶け込んだコシのあるトラック。踊りたい夜にはこの曲で。
05SHUT UP
06SMELLS LIKE FUNK
07LATIN GIRLS
08SEXY
09FLY AWAY
10THE BOOGIE THAT BE
11THE APL SONG
12ANXIETY
13WHERE IS THE LOVE
ジャスティン・ティンバーレイクの参加に誰もが驚いたスウィート・メロウ・ナンバー。普段はお祭り騒ぎが基本線の彼らだからこそ、この曲に込められた「世界平和・人類愛・人種差別弾劾」のメッセージも逆に説得力を増す。
14SUMTHIN FOR THAT ASS