ミニ・レビュー
ギター界の巨星、セゴビアの没後15年記念の2枚組。スペインのギター曲からセゴビア自身の編曲によるクラシックの名曲に至るまで41曲を収録するが、どの作品にも非常に繊細かつ微妙に彩色が施されていて、思わず一音一音に集中して聴き入ってしまう。
ガイドコメント
20世紀最高のギター奏者であるセゴビアが、米デッカに残した録音の中から選りすぐりの名演を収めた2枚組。巨人セゴビアの幅広いレパートリーを満喫するには最適のアルバムだ。
収録曲
[Disc 1]
01アルハンブラの想い出 (タレガ)
02アラビア風奇想曲 (タレガ)
03マリエータ (マズルカ) (タレガ)
04ロス・ピーノスのロマンセ (トローバ)
05マドローニョス (トローバ)
06セレナータ・ブルレスカ (トローバ)
07モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲op.9 (ソル)
08ドビュッシーの墓への讃歌 (ファリャ)
09主題、変奏曲と終曲 (ポンセ)
10カンシオン・メキシカーナ第10番 (ポンセ/セゴビア)
11セビリャーナ (トゥリーナ)
12サラバンド (ロドリーゴ)
13悪魔の奇想曲 (カステルヌオーヴォ=テデスコ)
14セゴビアの名によるトナディーリャ (カステルヌオーヴォ=テデスコ)
15前奏曲第1番ホ短調 (ヴィラ=ロボス)
16前奏曲第3番イ短調 (ヴィラ=ロボス)
17ギタレオ (ペドレル)
18セゴビアop.29 (ルーセル)
[Disc 2]
01歌「わたしの嘆きに」 (ダウランド)
02蛙のガリアード (今別れねばならぬ) (ダウランド)
03ハープシコード組曲第4番ニ短調〜サラバンド (ヘンデル)
04無伴奏チェロ組曲第1番BWV1007〜プレリュード (J.S.バッハ)
05無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番BWV1002〜ブーレ (J.S.バッハ)
06無伴奏チェロ組曲第3番BWV1009〜クーラント (J.S.バッハ)
07無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番BWV1006〜ロンド風ガヴォット (J.S.バッハ)
08アリアとコレンテ (フレスコバルディ)
09ソナタ ホ短調 (L.352) (スカルラッティ)
10「新クラヴサン曲集」〜メヌエット (ラモー)
11アンダンティーノ・ヴァリアート (ポンセ/パガニーニ)
12前奏曲op.28-7 (ショパン)
13弦楽四重奏曲第1番op.12〜カンツォネッタ (メンデルスゾーン)
14プレリュード (フランク)
15アレグレット (フランク)
16組曲「展覧会の絵」〜古城 (ムソルグスキー)
17「抒情小曲集」第4巻〜メロディop.47-3 (グリーグ)
18「前奏曲集」第1巻〜亜麻色の髪の乙女 (ドビュッシー)
19プレリュードop.16-4 (スクリャービン)
20レイェンダ (アルベニス)
21グラナダのサンブラ (アルベニス)
22光なき練習曲 (セゴビア)
23ある貴紳のための幻想曲〜たいまつの踊り (ロドリーゴ)
演奏
アンドレス・セゴビア(G) [2] (22)エンリケ・ホルダ指揮 シンフォニー・オブ・ジ・エアー