ミニ・レビュー
美しい音色によって奏でられた“歌”に満ちたアルバムだ。加古隆、ピアソラ、チャイコフスキーをはじめ、20世紀を代表する名手ハイフェッツが編曲したガーシュウィンの作品など、幅広い曲をなんとものびやかに演奏している点が聴きものになっている。
ガイドコメント
愛らしさが魅力のヴァイオリニスト、奥村愛は、父親がコンセルトヘボウ管のヴァイオリン奏者であり、自らも日本音楽コンクールで第2位に入賞した実力派。デビュー盤で充実した演奏を披露。
収録曲
01黄昏のワルツ (加古隆)
02タンティ・アンニ・プリマ (ピアソラ)
03なつかしい土地の思い出 (チャイコフスキー)
04パリのアメリカ人 (ガーシュウィン/ハイフェッツ編)
05ベスよ、お前は俺のもの (ガーシュウィン/ハイフェッツ編)
06そんなことはどうでもいいさ (ガーシュウィン/ハイフェッツ編)
07ツィゴイネルワイゼン (サラサーテ)
08愛のあいさつ (エルガー)