ミニ・レビュー
phatの2作目は三人の緊密度が増して、よりタイトなバンド・サウンドになった。曲ごとに設定した具体的なテーマを音で表現している。アコースティック・トリオだが三人とも音をエフェクト処理するなど、実験的。藤原大輔のループするサックスが聴きどころ。
ガイドコメント
メジャー・デビュー作『色−siki−』が好評のテクノ系ジャム・バンド、phatが放つ2ndアルバム。リード・シングル「デイト」を筆頭に、ジャズ系邦楽シーンの真打を実感させる演奏力。
収録曲
01TAYUTAF/LAMINARIA JAPONICA
02CUPOLA
03BOXER ENGINE
04YOUNG ONE (SHE FELT, BUT SHE SAID)
05ORBITER/TERMINATED
06RED MOON CRYING
07PURIFICATION
08SPEECH (HE THOUGHT, AND HE SAID)
09ARF: ABNORMAL REPRODUCTIVE FACTOR
10G'S PROCESS
11DATE
12PRIMITIVE JUNGLE
演奏
藤原大輔(TS,SS) 鳥越啓介(B) 沼直也(DS)