ミニ・レビュー
高名な作曲家の息子にして、元BPOのコンマスを経て現在はソリストとして活躍するコーリャ・ブラッハーの初のリサイタル・アルバム。心の移ろいを丹念に歌い込んでゆくシューマンの名演を筆頭に、端正なアプローチで、ベテランのカニーノと密度の高いアンサンブルを聴かせている。★
ガイドコメント
コーリャ・ブラッハーはベルリン・フィルのコンサートマスターを務めた実力派ヴァイオリニスト。ドイツの高名な作曲家ボリス・ブラッハーの息子でもある。才人カニーノと見事な演奏を披露。
収録曲
01ヴァイオリン・ソナタ第1番Sz.75 (op.21) (バルトーク)
02無言歌〜第2巻〜5/第2巻〜6/第1巻〜4 (ホリガー)
03ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ短調op.121 (シューマン)
演奏
コーリャ・ブラッハー(VN) ブルーノ・カニーノ(P)