ミニ・レビュー
マゼールは1993年から同オケの音楽監督を務めたが、その録音活動の柱となったのがR.シュトラウスである。壮大なオーケストレーションのボリューム感や、音色の多彩さが華麗に浮かび上がる。特に「英雄の生涯」はまことに雄大にして繊細。濃密なロマン性が広がる。
ガイドコメント
巨匠マゼールが、首席指揮者を務めていたバイエルン放送響と残した壮麗なR.シュトラウスの名演集。ミュンヘン出身の大作曲家の作品を地元のオケが心をこめて演奏している。
収録曲
R.シュトラウス:
[Disc 1]
01交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28
02交響詩「ドン・ファン」op.20
03交響詩「死と変容」op.24
[Disc 2]
01「ばらの騎士」組曲
02交響詩「英雄の生涯」op.40
演奏
ロリン・マゼール指揮 バイエルン放送交響楽団 (5)アンドレアス・レーン(VN)