ミニ・レビュー
世の中にジャズ風な音楽を伝播し続けるバンド。ジャズというより、ジャズ風お洒落なブラス・バンドというべきだろう。今回のミニ・アルバムの肝は「かもめが翔んだ日」で津軽三味線の上妻宏光をフィーチャーしていること。三味線はPE'Zサウンドに合う!
ガイドコメント
津軽三味線のスター、上妻宏光の参加で話題のミニ・アルバム。ファンにはすでにお馴染みの5曲入りで、インスト・バンドの本領発揮。アサヒスーパードライのラジオCMほか、タイアップも充実。
ガイドコメント
津軽三味線のスター、上妻宏光の参加で話題のミニ・アルバム。ファンにはすでにお馴染みの5曲入りで、インスト・バンドの本領発揮。アサヒスーパードライのラジオCMほか、タイアップも充実。
収録曲
01花咲ク DON BLA GO!
2003年発表のシングル曲。ラテン風味を全編に染みわたらせた“サムライ・ジャズ”で、グルーヴィなリズムにジャングル風のビートも絡む多国籍サウンドが魅力。アンサンブルもバッチリ決まったアグレッシヴな一曲。
02婆裸夢遊〜不可解を可能にする男〜 (ex.015)
ドラマの1シーンをイメージした30秒以上にも及ぶ“小芝居”ではじまるアッパー・チューン。ロック・ギターのようなディストーション・サウンドのシンセや数字を唱えるユーモラスなMCなど、PE'Zらしい遊び心が満載。「SPIRIT」に引き続き、グンゼ・ストッキング“サブリナサマー”のCMソングとなった。
03mo'moonlight
サークルKのTV-CMソングにもなった魅惑的なラテン・ナンバー。複雑なリズム・チェンジなどのないストレートな構成による“ノリ重視”の楽曲で、ライヴ栄えするのでファンの間では人気が高い。他の楽曲に比べると決して派手ではないが、こういう味わい深いナンバーを収録するあたりに彼らの懐の深さを感じさせられる。
04INUNIGEL
Kadota“JAW”Kousukeの派手なブロウではじまるアップ・テンポなナンバー。速い4ビートを基調としながらも、彼らならではの巧みなアレンジによって聴き手を飽きさせない工夫がなされている。カラカラと高鳴るスネア・ドラムの音も印象的。アサヒ“スーパードライ”のラジオ用CMソングとなった。
05かもめが翔んだ日 (feat.上妻宏光)
2ndミニ・アルバム『花咲ク DON BLA GO!』のラストを飾るナンバー。渡辺真知子の代表曲のカヴァーで、しみじみと心に響く歌謡曲メロディが印象的。フィーチャーされている上妻宏光の三味線も実によく楽曲に溶け込んでいて、クロスオーヴァーな活動を展開する両者ならではの見事なコラボレーションと言える。