ミニ・レビュー
どこから見ても完璧で、まさに熟し切ったアンサンブル。アダージョ楽章にはベートーヴェンの後期作品のような幽玄ささえ漂う。今ひとつ遊びがあってもいいと感じる人もあろうが、それが彼らの持ち味。「鳥」のみライヴだが、音質、演奏の質はほかとまったく同じ。
ガイドコメント
現代最高の弦楽四重奏団、アルバン・ベルク四重奏団が究極のハイドン演奏を披露する。完璧なアンサンブルとハイドンの作品にふさわしいユーモア感覚がミックスされた名演。
収録曲
J.ハイドン:
01弦楽四重奏曲第39番ハ長調op.33-3 Hob.3-39「鳥」
02弦楽四重奏曲第81番ト長調op.77-1 Hob.3-81 (ロプコヴィツ四重奏曲)
03弦楽四重奏曲第82番ヘ長調op.77-2 Hob.3-82「雲がゆくまで待とう」 (ロプコヴィツ四重奏曲)
ホフシュテッター:
04セレナード:弦楽四重奏曲第17番ヘ長調op.3-5 Hob.3-17〜第2楽章