インターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]

はてなブックマークに追加
インターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]
CD
  • アーティスト:
  • 原題:
    TURN ON THE BRIGHT LIGHTS
  • ジャンル:
    ロック&ポップス
  • レーベル:
    Labels
  • 規格品番:
    TOCP-66206
  • 価格:
    2,178 円(税込)
  • 発売日:
  • 取り扱い店:
    インターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]をAmazon.co.jpで購入するインターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]を@TOWER.JPで購入するインターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]をHMV.co.jpで購入するインターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]を楽天ブックスで購入するインターポール / ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ [廃盤]をTSUTAYAで購入する
ミニ・レビュー
ニューヨーク出身ながらも、英国バンドと聴き間違えるほどに陰鬱でサイケデリックな雰囲気を漂わせた4人組のデビュー作。とはいっても、根っこには米国90年代の荒涼感があり、米国と英国との微妙な“折衷”が、このバンドのオリジナリティとなっているのも事実。
ガイドコメント
ガレージ・ロックの最重要都市ニューヨークのレーベル“マタドール”が、インターポールのデビュー・アルバムを復刻。2002年の作品で、全米インディーズ・チャートを賑わせた「PDA」を収録。
収録曲
01UNTITLED
明滅する光のようなギターの音色で幕を開ける耽美的なナンバー。ダークなサウンドの中にゆらりと浮かび上がるポールの歌声がやけに美しく響く。レディオヘッド、ミューズなどの打ち出してきたサウンド・スケープの正統な後継者を感じさせる作品だ。
02OBSTACLE 1
テレヴィジョンの名曲「マーキー・ムーン」を思い出させる金属的なギター・カッティングと、メランコリックなメロディが有機的に絡み合っていくドラマティックなナンバー。練り上げられたサウンドの昇華感は、落涙するほどの美しさ。
03NYC
憂いをたっぷりと含んだサウンドと艶やかなポールの歌声が、シルクのような繊細さを伴ってするりと吹き抜けていくバラード・ナンバー。さらりと織り込まれてくるキーボードやコーラスがそっと彩りを加えている演出が上手い。
04PDA
垂直なビートと痙攣気味のギター・フレーズが印象的なニューウェイヴ・ロック・チューン。イアン・カーティスを彷彿とさせるポールの歌声をはじめ、ジョイ・ディヴィジョンの影響が楽曲のそこかしこに感じられる。
05SAY HELLO TO THE ANGELS
小刻みなギター・カッティングと憂いのあるヴォーカルが描き出すダークで詩的な世界は、ザ・スミスを彷彿とさせる。比較的ストレートなサウンドではあるが、時々顔を覗かせるメランコリーなフレーズには思わず聴き惚れてしまう。
06HANDS AWAY
歌はほとんどなく、インスト色が若干強い一曲。深い闇と悲しみをたたえたフレーズが織りなすメロディは鎮魂歌のよう。それらが徐々に絡み合い、壮大なサウンド・スケープへと変化していくさまは感動的ですらある。
07OBSTACLE 2
退廃的でダークなサウンドとあちこちでエコーする呪文のようなポールの歌声が、心を惑わす妖艶なナンバー。徐々に密度を増していく湿度の高いサウンドは、濃霧のように身体にまとわりついてくる。
08STELLA WAS A DIVER AND SHE WAS ALWAYS DOWN
メランコリックなギター・フレーズと物語を朗読するような歌声が、完成された世界観として眼前に広がっていくドラマティックなナンバー。救いのない絶望的な状況であるにもかかわらず美しさをはらませたサウンドは、映像として脳裡に浮かぶように鮮明だ。
09ROLAND
粗暴なギターがスピードを伴って突っ走っていくロックンロール・ナンバー。フリーキーなサウンド展開や絡み合うギターのフレーズは、彼らのベースとなっているニューウェイヴよりも、ソニック・ユースなどのオルタナ・パンクを彷彿とさせる。
10THE NEW
美しいギターやメランコリックなメロディが耽美的でうっとりするほど甘い香りを放っているが、フリーキーなギターのディレイが反復されるイントロなど、ところどころに「毒」が見え隠れしている。まさに綺麗な花にはトゲがあるといった具合だ。
11LEIF ERIKSON
闇の中を漂っているような陰鬱としたサウンドに徐々に光が差し込んでいき、一気に世界が開けていくさまが、圧倒的な美しさとカタルシスでリスナーを包み込んでいく感動的な一曲。アルペジオのフレーズやオルガンのサウンドが効果的に使用されている。
12HANDS AWAY
歌はほとんどなく、インスト色が若干強い一曲。深い闇と悲しみをたたえたフレーズが織りなすメロディは鎮魂歌のよう。それらが徐々に絡み合い、壮大なサウンド・スケープへと変化していくさまは感動的ですらある。
13OBSTACLE 2
退廃的でダークなサウンドとあちこちでエコーする呪文のようなポールの歌声が、心を惑わす妖艶なナンバー。徐々に密度を増していく湿度の高いサウンドは、濃霧のように身体にまとわりついてくる。
仕様
※〈CDエクストラ〉内容:PDANYCオブスタクル1
アーティスト
  • インターポール
    1998年、米ニューヨークで結成されたロック・バンド。2002年に名門レーベル“マタドール”と契約。アルバム『ターン・オン・ザ・ブライト・ライト』でアルバム・デビューを飾る。沈んだマイナー・コードを基本とし、そこに彼ら特有の美意識の都会的な……
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 中国のプログレッシヴ・メタル・バンド 精神幻象(Mentism)、日本デビュー盤[インタビュー] シネマティックな115分のマインドトリップ 井出靖のリミックス・アルバム
[インタビュー] 人気ピアノYouTuberふたりによる ピアノ女子対談! 朝香智子×kiki ピアノ[インタビュー] ジャック・アントノフ   テイラー・スウィフト、サブリナ・カーペンターらを手がける人気プロデューサーに訊く
[インタビュー] 松井秀太郎  トランペットで歌うニューヨーク録音のアルバムが完成! 2025年にはホール・ツアーも[インタビュー] 90年代愛がとまらない! 平成リバイバルアーティストTnaka×短冊CD専門DJディスク百合おん
[インタビュー] ろう者の両親と、コーダの一人息子— 呉美保監督×吉沢亮のタッグによる “普遍的な家族の物語”[インタビュー] 田中彩子  デビュー10周年を迎え「これまでの私のベスト」な選曲のリサイタルを開催
[インタビュー] 宮本笑里  “ヴァイオリンで愛を奏でる”11年ぶりのベスト・アルバムを発表[インタビュー] YOYOKA    世界が注目する14歳のドラマーが語る、アメリカでの音楽活動と「Layfic Tone®」のヘッドフォン
[インタビュー] 松尾清憲 ソロ・デビュー40周年 めくるめくポップ・ワールド全開の新作[インタビュー] AATA  過去と現在の自分を全肯定してあげたい 10年間の集大成となる自信の一枚が完成
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015