ガイドコメント
日本で大ヒットを記録した2ndアルバムを紙ジャケットで再発。甘酸っぱいメロディが魅力のナンバー満載で、これぞパワー・ポップの原点ともいうべき永遠の青春名盤だ。
収録曲
01HELLO THERE
ハード・ロックとパンクを合わせたような攻撃的なサウンドで畳み掛ける、1分40秒の疾走チューン。ライヴのオープニング曲として演奏されることが多く、そのストレートな勢いに、聴けば一気にヴォルテージが上がる。
02BIG EYES
へヴィなリズムと怪しい匂いを醸し出すメロディ・ライン。渦巻くチープ・トリックの曲世界に飲み込まれてしまいそうなハード・ロック・ナンバーだ。「Big Eyes〜」のメロディが頭から離れなくなる、中毒性がアリ。
03DOWNED
どこまでも広がっていくようなロビン・ザンダーの透き通る歌声と、メロディアスな曲の展開がすんなりと心に染み込む、エモーショナルなスロー・ナンバー。ひたすら自己を見つめた内省的な歌詞世界も魅力的。
04I WANT YOU TO WANT ME
世界中にチープ・トリックの名が広まるきっかけとなった代表曲。『at 武道館』のライヴ・ヴァージョンの方が有名だが、このスタジオ・ヴァージョンも彼らの甘い魅力がより濃く表われている。親しみやすいメロディは聴けば聴くほどに味が出る。
05YOU'RE ALL TALK
タムを絡めた16ビートの激しいリズムと鋭いギター・リフ。エネルギッシュなロビン・ザンダーのヴォーカルも力強く、迫り来るような強烈なグルーヴをもって叩きつける、ハード・テイストのナンバー。
06OH CAROLINE
淡く切ない恋を歌った甘酸っぱい歌詞は、くすぐったくなるほどストレートなラブ・ソング。ロビン・ザンダーは得意の甘い歌声で見事に歌い上げ、リック・ニールセンの哀愁たっぷりのギターもその甘さを美しく盛り上げる。
07CLOCK STRIKES TEN
週末の夜へ向けての胸の高鳴りをパワフルなヴォーカルと演奏で表現した爽快なR&Rナンバー。下校のチャイム音で始まるユニークなイントロから、まさに「今夜は帰さない」勢いが全開の、疾走感抜群のナンバー。
08SOUTHERN GIRLS
3コードのシンプルな構成ながら、優しく胸に響くメロディ・ラインが印象的な、メロディアスなグッド・チューン。途中、一瞬だけR&R調に転調することで、単調になりがちな楽曲にうまくアクセントを付けている。
09COME ON, COME ON
うっとりとするほどセクシーなロビン・ザンダーの歌声と、それに重なる力強い「Come On! Come On!」のコーラス。何か希望にも似た感情を呼び起こされる、しみじみと感動を誘うミディアム・ナンバーだ。
10SO GOOD TO SEE YOU
軽やかなAメロから可愛らしいギターの音色を合図に花開くように移り変わるサビは、しっとりとした極上のメロディと美しいコーラスが相まって、一気に心を奪われる。彼ら独特のポップ・センスが光る一曲。
11OH BOY
12SOUTHERN GIRLS
13COME ON, COME ON
14YOU'RE ALL TALK
15GOODNIGHT