ミニ・レビュー
PV+おまけ映像を収録したDVDとの2枚組となるベスト盤は、新曲(1)を加え、(7)をはじめとするヒット・シングルが目白押し。メジャー・デビューからの彼らの歩みがたどれ、体の芯を躍動させる気持ちいいグルーヴに身を任せながら確かな実績を体感させられる。
ガイドコメント
KICKのメジャー・デビュー後初のベスト・アルバム。すべてのシングル曲はもちろん、新曲も収録され、彼らの足跡がまるごと判ってしまう便利な1枚。入門用にも最適だ。シングル「脳内VACATION」は12月10日予定。
ガイドコメント
KICK THE CAN CREWのメジャー・デビュー後初のベスト・アルバム。すべてのシングル曲はもちろん、新曲も収録され、彼らの足跡がまるごと判ってしまう便利な1枚。入門用にも最適だ。
収録曲
[Disc 1]
01STEP IN THE DAY
02スーパーオリジナル
ヒップホップで成功を収めたKICKの2001年メジャー・デビュー曲。彼らの若さが織りなす勢いや直感的なライムがなんとも心地よく響く。自分たちの音楽に対する愛情や意気込みを熱く唄っている。
03イツナロウバ
2001年にリリースしたメジャー第2弾シングルのこの曲で、彼らはその名を世間に知らしめた。ライヴでも必ず盛り上がる定番のナンバーだ。ちなみに“イツナロウバ”とは「It's not over」の略語。
04カンケリ01
インディ・デビュー曲「カンケリ」の2001年ヴァージョン。ちなみに「カンケリ」は彼らのグループ名の由来とも言われている。3人の歌声とどことなくほんわかしたメロディに哀愁さえ漂っている。
05LIFELINE
前作「イナツロウバ」からたった2ヵ月というスピード・リリースとなった3rdシングル。それまでの楽曲とは一線を画した情緒たっぷりで哀愁すら漂うナンバーだ。夕暮れ時にぼぉーっとしながら聴くのにピッタリ。
06クリスマス・イブRap
山下達郎の名曲「クリスマスイブ」を、大胆にもカヴァーしたキックらしいアレンジのパーティ・チューン。せつない男心を軽やかなラップで歌い上げ、原曲を知らない人でも歌詞に共感を覚えることだろう。冬の定番チューン。
07マルシェ
ハウス食品「カレーマルシェ」みたいだったので、この曲名。上品でまろやかなホーン・セクションとカンクルらしいアゲアゲな感じは、確かにフランスの市場のざわめきにも似て。本格欧風ヒップホップ(?)にあなたもきっと舌鼓。
08ONEWAY
大人の男らしさを前面に押し出したしっとりとしたラヴ・ソング。2002年にリリースされた。イントロからかき鳴らされるギターの激しいストロークが印象的なナンバーだ。こんなキックもかっこいい。
09VITALIZER
10sayonara sayonara
2002年にリリースされた爽快感あふれる7thシングル。シンセのループが印象的なメロディと、流れ出るように次々と発せられる彼らのリリックが、高い次元で融合した繊細なナンバー。
11アンバランス
アンバランス、つまり不安定をテーマにしているが、決して適当にではなく、いい具合で肩の力を抜いて生きていこうと歌っている。ミディアムなテンポにのせる歌詞が、今の若者たちに共感できるものとなるはず。
12地球ブルース〜337〜
3・3・7拍子とラテンが入り混じったようなリズムでまさに飲み会やカラオケなどにぴったりのアッパーなパーティ・チューン。「踊れ〜笑え〜」のフレーズを聴くだけで自然と気持ちが高ぶってしまうだろう。
13DJ DJ (for RADIO)
14TORIIIIIICO! (feat.CASSETTE VISION)
2002年リリースの10枚目のシングルは、盟友CASSETE VISIONをゲストに迎えてのご機嫌なパーティ・チューン。軽快なビートに乗せ、6人の個性的なラッパーたちが次々と「ラップが好き」という気持ちを表現している。
15magic number
2002年武道館初公演、そして紅白まで出場した彼らの2003年元旦リリースの2ndアルバムのタイトル・ナンバー。いつものアゲアゲのパーティ・チューンとは異なりシンセと軽い感じのラップが交じり合っている。
[Disc 2]〈DVD〉
01スーパーオリジナル
02イツナロウバ
03カンケリ01
04マルシェ
05ONEWAY
06sayonara sayonara
07アンバランス (LIVE ver.)
08地球ブルース〜337〜
09TORIIIIIICO! (feat.CASSETTE VISION)