Gackt / Crescent

ミニ・レビュー

前作から1年5ヵ月ぶりのリリースとなる4枚目のアルバム。ここのところ“月”にこだわっている様子が、アルバム・タイトルや楽曲からも窺える。男性的な部分と女性的な部分の振幅の大きさを感じさせながら、根底に横たわっているのはロマンティシズム。

ガイドコメント

Gacktが“MOON PROJECT”の集大成となるニュー・アルバムをリリース。シングル「君が追いかけた夢」「月の詩」を含む全10曲を予定。12月17日には冬の定番・特別映像＋特典の『プラチナムボックスⅣ』も。

ガイドコメント

ヒット・シングル「君が追いかけた夢」「月の詩」を含む約1年5ヵ月ぶりのアルバム。前作『MOON』～映画『MOON CHILD』と続く一連のMOONプロジェクトの集大成といえる1枚。

チャート

収録曲

01Dybbuk

02mind forest

和風の音とギターの重なりが誘う、幻想的な世界を想起させるロック・ナンバー。文学的な言葉で描かれるのは、もう戻ることのない君との美しい思い出。その時間を心から欲するようなGacktの哀しげな叫びが、この曲をよりドラマティックにしている。

03月の詩（TSUKI NO UTA）

04君が待っているから

当てもない虚しさに打ちひしがれながらも、“僕は君だけを待っている”というわずかな信念によって一生を賭けた男の物語。覆いかぶさるような圧迫感のあるムードのなかで苦難をかみ締めるように歌う、Gacktの色気を感じるロック・チューンだ。

05Solitary

06星の砂

07Lust for blood

08white eyes

09君が追いかけた夢

10Last Song

11Birdcage

Gackt本人も出演した映画『MOON CHILD』のエンディング・テーマ曲。アコースティック・ギターとともに語りかけるように歌われているのだが、歌詞の苦悩とともに曲調が激しくなっていく。

12オレンジの太陽

タイアップ

アーティスト

GACKT
7月4日生まれ、沖縄県出身のシンガー・ソングライター／俳優。MALICE MIZERの2代目ヴォーカリストとして活動後、ソロ活動を開始。1999年のシングル「Mize rable」をはじめ、バンド時代の耽美的で妖しい音楽世界はそのままにファ……

同時発売作品
Gackt / 12月のLove song / 十二月的情歌
　CRCP-10058 1,047円（税込） 2003/12/03 発売

冬の定番ソングとしてすっかり定着し、紅白出場も果たした「12月のLove song」が3回目の冬を迎えたのを記念して、カップリングに北京語ヴァージョンを新たに加えた新装版として登場。……