ミニ・レビュー
“フィラデルフィア・サウンド”として名高い、コントロール度抜群、オーマンディならではの流麗な音が煌めく好サンプルといえる。ロシアの英雄譚を題材にした親しみやすいオーケストレーション作品を素材に、そのストーリーテラーとしての才能が見事に展開されたもの。
ガイドコメント
《ユージン・オーマンディ&フィラデルフィアの芸術》第3回発売からの1枚。ロシアの作曲家グリエールは、バレエ「赤いけしの花」と、この「イリア・ムローメツ」で知られている。マニア必聴の盤。
収録曲
グリエール:
01交響曲第3番ロ短調op.42「イリア・ムーロメッツ」
ラフマニノフ:
023つのロシアの歌op.41
演奏
ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団 (2)テンプル大学合唱団