ミニ・レビュー
71年12月の演奏を収録。アルトが駆け空気を逆巻かせるのを呆然と聴く。バス・クラリネットの音が皮膚から体内に染み込んでいくのを感じながらあらゆる言葉が身を伏せる風景を思う。子孫に残せてよかったと思う演奏のひとつ。耳と脳を砥ぐのにとてもよい。
ガイドコメント
《70年代日本のフリージャズを聴く!》シリーズ第2期。本作は、安部薫3部作の第2巻。絶頂期の彼をとらえた貴重な音源であり、秋田大学と一関ベイシーにて録音。愛奏曲を自在に変化させる。
収録曲
01アカシアの雨がやむとき
02ALTO SAXOPHONE SOLO IMPROVISATION
03BASS CLARINET SOLO IMPROVISATION
04SOMBRE DIMANCHE