ガイドコメント
2000年6月に限定発売された『クイーン・イン・ヴィジョン』をリニューアル。CMや洋画に使われた有名曲(「I WAS BORN TO LOVE YOU」「ボヘミアン・ラプソディ」ほか)を網羅したべスト・アルバム的内容。
ガイドコメント
2000年6月に限定発売された『クイーン・イン・ヴィジョン』をリニューアル。日本企業のCMや洋画に使われた有名曲を網羅。べスト・アルバムと言えるので、入門用にもうってつけだ。
収録曲
01I WAS BORN TO LOVE YOU
以前はCM曲として、2004年はドラマ『プライド』の主題歌として、リリース以降その都度、クイーン旋風を巻き起こしてきた一曲。原曲はフレディのソロ作『ミスター・バッド・ガイ』に収録され、死後にアレンジされ甦った。
02WE WILL ROCK YOU
スポーツ会場やCMなどでは耳にしないことはないほどの、クイーンの代名詞的超人気ナンバー。わずか2分程度の長さではあるが、大地を踏み鳴らすような響く鼓動がズシリと伝わる、これぞスタジアム・ロックだ。
03WE ARE THE CHAMPIONS
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」と双璧をなす(実際に英では両A面でリリースされた)、スポーツ・アンセム。静かで美しいイントロから、壮大なクライマックスへと向かう展開に、思わず大声で歌いたくなるはず。
04DON'T STOP ME NOW
ピアノと歌だけのゆるやかなイントロから一転して、風を切って駆けるようなスピード感のあるバンド・サウンドが爽快。最後は再び緩やかにフェイド・アウト、と一瞬の夢心地を体験したようなドラマ性のある展開が秀逸。
05TOO MUCH LOVE WILL KILL YOU
ブライアン・メイのソロ作『バック・トゥ・ザ・ライト』にも収録。平野を進む河の流れのように穏やかで、淀みなくしみわたる美しいメロディが出色のナンバー。95年発表のこの曲は、英最高第15位。
06LET ME LIVE
ゴスペルにも繋がる雰囲気を持った緻密なサウンド・プロダクションが光るロック・チューン。ブライアンとジョンが交互にメインで歌ったあと、フレディとともにサビを歌う構成がかっこよい。
07YOU'RE MY BEST FRIEND
ジョン・ディーコン作曲によるシングル。耳当たりが優しく親しみやすいメロディと、ハートフルなコーラス・ワークが沁みわたるミディアム・ナンバー。代表作『オペラ座の夜』から。イギリス最高第7位。
08UNDER PRESSURE
09RADIO GA GA
10SOMEBODY TO LOVE
11KILLER QUEEN
個性の異なるコーラスの融合が美しいナンバー。透き通った輝くヴェールで包まれるようなサビの浮揚感、オーケストラ風の精巧なサウンド・プロダクションなど聴きどころが詰まっている。
12ANOTHER ONE BITES THE DUST
邦題は「地獄へ道づれ」で全米第1位に輝く。ボトムの効いたベース・ライン、ファンク風のギター・リフを軸に、シンセサイザーを用いたダンサブルなナンバー。クイーンの変革が見てとれる曲。
13CRAZY LITTLE THING CALLED LOVE
全米第1位獲得曲。プレスリー風のロカビリー・エッセンスを注入し、ムードある仕上がりとなっている。ドイツ・ミュンヘンのホテルでフレディが泡風呂でボーッとしていた時に生まれた曲といわれている。
14FLASH
15THE SHOW MUST GO ON
91年発表のアルバム『イニュエンドウ』からのヒット曲。凛としながらも、どこか悲しみに耐えてきたような感傷的なメロディが心を打つ。フレディ死後、エルトン・ジョンをヴォーカルに迎え、ライヴを行なったことも。
16BOHEMIAN RHAPSODY
代表作『オペラ座の夜』でハイライトとなった有名曲。ピアノ弾き語りの導入部からミニ・オペラ、ヘヴィなロックンロールとめくるめくドラマティックな展開が楽しめ、クイーンの魅力が凝縮されている。