ミニ・レビュー
「戦争交響曲」の名でも知られる「ウェリントンの勝利」は、両軍の鼓手やラッパ手を左右に配置するなど、ステレオ方式の特性を活かした録音で、スコアそのものをきっちりと鳴らすことによって、作曲者特有の剛直さが漂ってくるあたりも興味深かった。
ガイドコメント
《ドイツ・シャルプラッテン1000シリーズ》2004年第1回発売からの1枚。東独時代の名指揮者ボンガルツ(1894〜1978)による数少ない録音の一つ。堅実で品格のある演奏が聴ける。
収録曲
01ウェリントンの勝利 (戦争交響曲)op.91
02ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス ト長調op.40
03ヴァイオリンとオーケストラのためのロマンス ヘ長調op.50
04ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲ハ長調WoO.5
05ピアノとオーケストラのためのロンド変ロ長調WoO.6
演奏
ハインツ・ボンガルツ指揮 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 カール・ズスケ(VN) ペーター・レーゼル(P)