ミニ・レビュー
2004年前半に突如としてブレイクしたアイドル系シンガー・ソングライター(?)、大塚愛のファースト・アルバム。20代前半の女の子の気持ちをぶっちゃけるリリックとポップに爆発する歌メロには、“凶暴なキュートネス”とでもいうべき独特の個性がぎっしり詰まっている。
ガイドコメント
チャートを着実に上がった「さくらんぼ」ほか3曲のシングルを含む1stアルバム。ほかに類を見ないユニークなシンガー・ソングライター、大塚愛の魅力をたっぷりと。
収録曲
01pretty voice
1stアルバム『LOVE PUNCH』のオープニング・ナンバー。スカコア調の軽快なビートにのせて、騒々しい活気にあふれた一曲。キャッチーなメロディとにぎやかなサウンドは、ライヴ栄えしそう。
02桃ノ花ビラ
2003年発表のデビュー・シングル。ゆったりとしたテンポにのせて、三味線の音色が島唄の風情を醸し出す。等身大の恋愛が描かれたかわいらしい歌詞が、彼女の世界観を物語っている。
03さくらんぼ
スマッシュ・ヒットを記録した2ndシングル。ロック調のサウンドにキャッチーなメロディ、思わず呼応してしまいそうになる「イエイ!」や「もう一回!」といった合の手が楽しい。愛し合うふたりをさくらんぼに例えた歌詞も○。
04GIRLY
05雨の中のメロディー
06しゃぼん玉
07石川大阪友好条約
08片想いダイヤル
09ハニー
10甘えんぼ
しっとりとしたピアノのオープニングから、サビでの盛り上がりへの流れが心地よい3rdシングル曲。これまでのキャピキャピとしたガーリー調から、ちょっぴり大人の雰囲気を醸し出したサウンドが印象的。
11Always Together