ガイドコメント
98年の2nd『evil and flowers』以来、久々にトーレ・ヨハンソンと強力タッグを組んだ傑作アルバム。シングル「Private Laughter」ほか全12曲入り。
ガイドコメント
98年の2nd『evil and flowers』以来、久々にトーレ・ヨハンソンと強力タッグを組んだ傑作アルバム。シングル「Private Laughter」ほか全12曲入り。
収録曲
01Private Laughter
02Ocean
細かく刻まれるアコースティック・ギターのストロークが気持ちいい、メロウでしっとりとしたロッカ・バラード。よく磨かれた大理石のように美しく透き通った彼女のヴォーカルが映える、海の気高さを感じさせる1曲。
03New Dawn
ブラック・ミュージックからの影響を強く感じさせるリズミックなバック・トラックに乗せて、悪女的な雰囲気で歌いちらすR&B風ナンバー。若い女性らしい恋心を目一杯詰め込んだ、はかなくも優しい歌詞との対照が魅力。
045 more minutes
愛しい異性との別れのシーンを歌った切ない歌詞が、同世代の女性から絶大な支持を集める失恋ソング。「あと5分ここにいてくれたら……」と歌われる詞は哀しさ満点。あえてハードなギター・サウンドにしたアレンジもぴったり。
05The Answer〜ひとつになる時〜
太陽、海、世界、雨そして神……。深く壮大な詞(ことば)がちりばめられた歌詞は何を意味するのか。深読みをしながら聴くのも一興なハード・ロック・ナンバー。神秘的な彼女の歌声が、壮大な雰囲気をいっそう盛り上げる。
06I just want you to be happy
ギターのアルペジオ・サウンドが美しくもどこか切ない気分にさせる、全編英詞のバラード・ナンバー。愛する男性の幸せだけを祈り続ける、痛々しい女性の心情を切々と歌った歌詞が胸に迫る。
07Mint
不協和音的なギターのリードがどこか不穏な雰囲気をかきたてる、ヘヴィなR&Bナンバー。身の回りに存在するすべてに嫌気がさした一人の女性を主人公に、切々と愛の言葉を連ねていく。ハードな1曲だ。
081・2・3
ギターとホーンのリフを駆使したキャッチーなイントロでいきなりハートを鷲づかみ。メロディアスでグルーヴィなポップス・ナンバーだ。とはいっても彼女のこと、ヴォーカルはどこか物悲しく、青春期特有の焦燥感や切迫感が曲いっぱいにあふれている。
09Last Kiss
10Walk with you
バック・ビートを強調したブラックなノリが気持ちいい、ライトでポップなナンバー。女性から男性に向けた愛のメッセージ、心からの応援歌。優しい言葉を掛けながらも一緒に闘う強さも持ち合わせた、女性の目線で歌い上げる1曲だ。
11人生ゲーム
明るく爽やかなギター・サウンドと王道のベース・ラインが理屈抜きにかっこいい、往年のサーフ・ミュージックを彷彿とさせるようなポップ・ソング。透明感あふれる彼女のヴォーカルが染みわたる、軽快な1曲だ。
12Bedtime Story
腹の底から振り絞るように、感情を切々と歌い上げる姿が神々しくさえある、ヘヴィで壮大なバラード・ナンバー。全編にわたって英詞で歌われる世界は、美しくもどこか切ない。どこまでも高く溶けていく、彼女のファルセットが聴きどころ。