ミニ・レビュー
ベーシストを迎えて3ピースとなったストレイテナーの5曲入りミニ・アルバム。新曲4曲と人気曲「ROCKSTEADY」を収録した本作は、ライヴの空気感をリアルにパッケージ、彼らの魅力が端的に伝わる仕上がり。衝撃と高揚が交互に襲ってくる、良質のギター・ロック。
ガイドコメント
グルーヴ感あふれる熱い楽曲をパッケージした5曲入りミニ・アルバム。表題曲やインディーズ時代の名曲のほか、ライヴで必ず盛り上がる「ROCKSTEADY」の新録ヴァージョンも収録。
収録曲
01REMINDER
“何かが変わっていくこと”を情景的に描いた歌詞の風景を、Vo.ホリエの憂いをおびたエモーショナルな声が映像として呼び起こすよう。曲に躍動感を生み出すメロディアスなギター・フレーズを重ね、歌の良さを伝えた一曲。
02MOTIONS
がなるように歌うヴォーカルにディストーションをかけ、バンドの熱きエモーションを荒々しく表現した一曲。歌が途切れるように終わる意外性のある曲構成など、足し引きをうまく計算して、彼らの世界観を確立している。
03POSTMODERN
ストレイテナーには珍しくメンバー3人で作曲した楽曲。少ないフレーズを何度もループさせたシンプルな構成ながらも、3人の豊富なアイデアでストイックに鳴らされる音には、3ピースの様式美すら感じられる。
04GUNSHIPRIDER
西海岸のエモやガレージ・パンクの影響を吸収して、新たに身に付けたテクニックと危なっかしい初期衝動をバランスよくミックスした、テナー流のパンク・サウンド。歌詞にも迷いのないアグレッシヴな姿勢が現われている。
05ROCKSTEADY
各パートの躍動する音が、それぞれ歌っているかのような感覚にとらわれる圧倒的なグルーヴ感。そこに口ずさみやすいメロディが乗り、あっという間に聴き手の鼓膜を打ち抜いてくれる。ライヴでも長年演奏されている人気曲。
仕様
※〈CDエクストラ〉内容:POSTMODERN (VIDEO CLIP)